最新 地学事典 「ビオラル鉱」の解説
ビオラルこう
ビオラル鉱
violarite
化学組成
執筆者:青木 義和・清水 正明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
violarite
化学組成
執筆者:青木 義和・清水 正明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
鉄とニッケルの複硫化物でいわゆる硫スピネル族鉱物の一員。結晶面のある個体の報告はない。深熱水性鉱脈に産し、針ニッケル鉱の分解物として生成されることが多い。日本では兵庫県養父(やぶ)郡大屋町(現、養父市大屋町)大屋鉱山(閉山)、大分県大野郡三重(みえ)町(現、豊後大野(ぶんごおおの)市三重町)若山鉱山(閉山)などで針ニッケル鉱の分解物をなして産したことが知られている。
共存鉱物は磁硫鉄鉱、針ニッケル鉱、黄銅鉱、ペントランド鉱、磁鉄鉱、石英など。同定は明瞭(めいりょう)に紫色を帯びた灰色の外観。ただし化学組成によってはこの色がほとんどないことがあり、針ニッケル鉱の針状のものが共存していればわかりやすいが、単独のもしくは他の硫化物と塊状集合をなすような場合、識別は困難である。命名はラテン語のすみれ色(violaris)に由来する。単成分に近い組成のものは研磨面でこの色が観察される。
[加藤 昭]
春になって暖かくなりかけた頃、急に寒さが戻って、地面などがまた凍りつく。《 季語・春 》[初出の実例]「七瀬御秡 同晦日也。〈略〉雪汁いてかへる」(出典:俳諧・誹諧初学抄(1641)初春)...