ビンタン島(読み)びんたんとう(英語表記)Pulau Bintan

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビンタン島」の意味・わかりやすい解説

ビンタン島
びんたんとう
Pulau Bintan

インドネシア西部、スマトラ島東岸沖、マレー半島南端沖にある島。面積1075平方キロメートル。リアウ諸島の主島で、周囲はサンゴ礁が発達している。丘陵性の地形をなし、全島ボーキサイトに覆われている。中心都市のタンジュンピナンはその積出し港で、主として日本へ輸出される。ボーキサイトの採掘は、日本の企業とインドネシア政府によって行われている。農産物にはコプラゴム香料などがある。行政上はスマトラ島のリアウ州に属する。

[上野福男]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビンタン島」の意味・わかりやすい解説

ビンタン島
ビンタンとう
Pulau Bintan

インドネシア,リアウ諸島の主島。マレー半島の南東端沖にあり,シンガポール海峡にのぞむ。ボーキサイトの重要な産地。南西岸のタンジュンピナンが主要港。面積 1100km2人口約 10万。

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