オーストリアの小児科医。ウィーン近郊の小村で貴族の家庭に生まれる。グラーツで医学を学び、ウィーン大学のエシェリヒT. Escherich(1857―1911)の下で小児科学を専攻。この時期、ジフテリアやしょうこう熱に対する血清療法が盛んで、彼は、これに伴っておこる血清病に関心を寄せ、生体が異種の物質と接触することによって示す反応性の変化(過敏症と免疫)をアレルギーと名づけた(1907)。結核の検診に広く用いられた経皮的ツベルクリン反応(ピルケ反応)は、この理論の副産物である。1908年ジョンズ・ホプキンズ大学教授として渡米、1910年ブレスラウに移る。1911年、エシェリヒの死後、衆望を担ってウィーン大学の小児科学教授となり、小児栄養、生体計測などに業績をあげた。
[梶田 昭]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新