フィルムライブラリー(その他表記)film library

翻訳|film library

改訂新版 世界大百科事典 「フィルムライブラリー」の意味・わかりやすい解説

フィルム・ライブラリー
film library

映画収集・保存し,研究・鑑賞に役立てる機関,または教育上必要な映画を保有して地域の利用に供する視聴覚ライブラリーをいう。前者先駆はH.ラングロアを中心とするパリシネマテーク・フランセーズ(1936発足)で,古今東西の映画を上映してヌーベル・バーグ誕生にも影響を与えた。アメリカニューヨーク近代美術館,旧ソ連のゴスフィルム・フォンドなども著名日本では1952年東京国立近代美術館設立に際し,その一部に設けたものが現在のフィルムセンターとなっている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フィルムライブラリー」の意味・わかりやすい解説

フィルム・ライブラリー
ふぃるむらいぶらりー
film library

映画作品(フィルム)を収集・保存し利用に供する機関。学校教育、社会教育を目的とする視聴覚ライブラリーをさすことが多い。これとは別に、文化史的、芸術的見地から重要とみられる作品を収集、保存する機関は、フィルム・アーカイブfilm archivesやシネマテークcinémathèque(フランス語)と名づけるのが国際的な慣行である。

[登川直樹]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フィルムライブラリー」の意味・わかりやすい解説

フィルムライブラリー
film library

映画図書館。映画を集めて保存し,研究や鑑賞に役立てる場所。フランスのシネマテーク,ロシアのゴス・フィルム・フォンドは膨大な数のフィルム所蔵で有名。日本では 1969年東京国立近代美術館の中に設置され,現在「東京国立近代美術館フィルムセンター」の名称で独自の活動を行なっている。

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