ブトゥアン(読み)ぶとぅあん(英語表記)Butuan

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブトゥアン」の意味・わかりやすい解説

ブトゥアン
ぶとぅあん
Butuan

フィリピン南部、ミンダナオ島北東部の都市。アグサン川河口近くに位置する。北アグサン州の州都人口26万7279(2000)。アグサン川流域で産するラワン材などの木材積出し港として発展したが、近年は林産資源の枯渇丸太の輸出禁止により林業比重低下、かわって農業地帯の行政流通、教育の中心地としての性格を強めている。セブアノ語が広く用いられる。

高橋 彰]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブトゥアン」の意味・わかりやすい解説

ブトゥアン
Butuan

フィリピン,ミンダナオ島北東部にある河港都市。アグサンデルノルテ州の州都。アグサン川河口から 5km上流にあり,幹線道路の接続点で,河口に外港のマガリャネスを擁する。アグサン川中・下流平野の商業中心地で,流送される木材の一大集散地。製材所もある。スペイン領時代の初期にはボルネオ島ルソン島と金,シナモン奴隷などを取引したといわれる。人口 22万 8000 (1990推計) 。

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