ベーカーズフィールド(読み)べーかーずふぃーるど(英語表記)Bakersfield

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベーカーズフィールド」の意味・わかりやすい解説

ベーカーズフィールド
べーかーずふぃーるど
Bakersfield

アメリカ合衆国、カリフォルニア州南部、サン・ホアキン谷南端部の都市。人口24万7057(2000)。サン・ホアキン谷に産する綿花アルファルファブドウなどの果物など、農産物集散地であり、製油業の中心地である。そのほか食品加工、プラスチック、機械器具など各種工業が発達する。1859年トマス・ベーカーにより町が創設され、85年、付近金鉱が発見されて大きく発展したが、のちに火事で全焼し、99年の石油の発見で再興され、石油の町の始まりとなった。

[作野和世]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベーカーズフィールド」の意味・わかりやすい解説

ベーカーズフィールド
Bakersfield

アメリカ合衆国,カリフォルニア州中南部にある都市。ロサンゼルスの北約 180kmに位置する。かつてはシエラネバダとオーエンズ河谷の鉱山への物資補給の中心であった。 1874年サザン・パシフィック鉄道,98年サンタフェ鉄道が通じ,99年にはカーン川油田が発見され,石油採掘,化学工業が発達した。ジャガイモ,ブドウ,アルファルファ,ワタ,コムギ栽培が行われる。製造業,農業,観光業の割合が適切。物資の集散地となっている。人口 34万7483(2010)。

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