ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポトツキ」の意味・わかりやすい解説
ポトツキ
Potoccy, Ignacy
[没]1809.8.30. ウィーン
ポーランドの政治家。 1773年国民教育委員会に参加。 81~84年ポーランド・フリーメーソンの大親方となる。 90年からプロシアと結んで国制改革をはかり,『五月三日憲法』を起草。ロシア軍の進駐後ドレスデンに避難,H.コウォンタイ,T.コシチューシコとともに蜂起を計画し,実行。 94年ワルシャワ陥落後,ペテルブルグに幽閉,2年後釈放された。
ポトツキ
Potocki, Wacław
[没]1696.7.9.
ポーランドの詩人,ポーランド同胞教団員。対抗宗教改革の結果,亡命か改宗かの選択を迫られ,やむなくカトリックに改宗。約 30万行を作詩,なかでも『ホチムの戦い』Wojna chocimska(1670)は有名。大部分の詩は 180年後に初めて公刊。
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