日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポロンナルワ」の意味・わかりやすい解説 ポロンナルワぽろんなるわPolonnaruwa' スリランカ中部の古都。11~13世紀にシンハラの王都として栄え、パラクラマブフ1世(在位1153~86)の時代には、シンハラ文化の中心地となり灌漑(かんがい)用貯水地や用水路も建設された。13世紀末には廃都となったが、20世紀以後遺跡の発掘が行われた。石立像、王宮跡、ワタダゲ(円形仏堂)、ガル・ビハーラ(仏教寺院跡)など、古代仏教文化の遺跡が比較的完全な形で保存され観光地となっている。1982年には世界遺産の文化遺産として登録されている(世界文化遺産)。[吉野正敏][参照項目] | シンハラ パラクラマブフ1世の王宮跡 ワタダゲ ガル・ビハーラ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例