1987年に登録されたペルーの世界遺産(自然遺産)で、アマゾン川源流のマヌー川一帯にある熱帯雨林や湿原地帯、4000m級の山岳地帯などを含む、総面積が1万5328km2に及ぶ同国最大の国立公園。1975年に国立公園に指定された。マヌー川は雨期の氾濫によりコチャと呼ばれる湖を出現させるため、野生動物たちの楽園となる。一帯にはペッカリー(ヘソイノシシ)やオオアリクイ、オセロット、オオアルマジロ、カピバラ、ウーリーモンキー、アカシカ、バク、そして絶滅の危機にあるジャガーやエンペラータマリンなどの動物と、ベニコンゴウインコやハチドリなど約1000種の鳥類が生息する。また、2万種を超える植物が見られる。◇英名はManú National Park