ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マーリス」の意味・わかりやすい解説
マーリス
Maris, Jacob
[没]1899.8.7. カルルスバート
19世紀にオランダで活躍した風景画家。2人の弟 (→マーリス , マーリス ) とともに3兄弟の画家として知られる。アントウェルペンのアカデミーを卒業後,1865~71年パリで A.エベールに師事。霧のかかったオランダの田園,橋,風車,波止場,塔などの風景画を得意とした。主要作品『ドルドレヒト付近の風景』『村の情景』。
マーリス
Maris, Wilem
[没]1910.10.10. ロンドン
19世紀にオランダで活躍した風景画家。 J.マーリス,M.マーリスの末弟。作風は兄たちの影響を受けている。牧場,小川,家畜などを描いた。主要作品は『水流にいる牛』など。
マーリス
Maris, Matthijs
[没]1917.8.22. ロンドン
19世紀にオランダで活躍した風景画家。 J.マーリスの弟。都市風景,風俗を写実的に描き,主要作品『アムステルダムの記念』。 1885年窓のデザインのためロンドンへ行く。
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