ラオカイ(読み)らおかい(英語表記)Laocai

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラオカイ」の意味・わかりやすい解説

ラオカイ
らおかい
Laocai

ベトナム北部、ラオカイ省(人口59万5000。1999)の省都ハノイ北西255キロメートル、ソンコイ川の谷の上流に位置する。中国との国境に近く、中国の昆明(こんめい)とは鉄道で結ばれる。人口1万5364(1989)。人口の70%が少数民族である。近くには同名の燐(りん)鉱石鉱山があり、リン酸肥料の工場がある。またモモアンズなどの果物も産する。1979年の中越国境紛争では、この付近戦場となった。

[菊池一雅]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラオカイ」の意味・わかりやすい解説

ラオカイ
Lao Cai

ベトナム北西部,ラオカイ省の省都。中国との国境に面する町で,首都ハノイの北西約 250km,ホン川 (紅河) 左岸に位置する。交通要地で,ハノイから中国のユンナン (雲南) 省に通じる鉄道が通る。付近には世界有数のリン灰石鉱山がある。

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