日本大百科全書(ニッポニカ) 「リシェ」の意味・わかりやすい解説 リシェりしぇCharles Robert Richet(1850―1935) フランスの生理学者。パリの生まれ。1877年パリ大学を卒業し、1887年にパリ大学生理学教授。神経、呼吸、筋肉などの生理や肝臓の機能、血清療法などに関する研究を試みた。1888年細菌を注射すると免疫体を生じることを確かめ、1890年初めて血清療法を行った。1913年「過敏性現象に関する研究」によりノーベル医学生理学賞を受けた。[大鳥蘭三郎][参照項目] | 血清療法 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リシェ」の意味・わかりやすい解説 リシェRichet, Charles (Robert) [生]1850.8.26. パリ[没]1935.12.4. パリフランスの生理学者。 1887~1927年パリ大学教授。体温調節機能の研究のほか,生体機能に関して多くのすぐれた業績があり,02年には,抗原注射による動物の感受性の増強を確認して,アナフィラキシーという新しい概念を提示した。この研究により,13年ノーベル生理学・医学賞受賞。 リシェRichier, Germaine [生]1904.9.16. アルル近郊グラン[没]1959.7.31. モンペリエフランスの女性彫刻家。モンペリエの美術学校で学ぶ。 1925~29年パリで A.ブールデルに師事。動物や昆虫を主題としてシュルレアリスム的様式を発展させた。サロン・ド・メ創立会員。主要作品『ロラージュ』 (パリ国立近代美術館) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報