レスコフ(読み)れすこふ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レスコフ」の意味・わかりやすい解説

レスコフ
Leskov, Nikolai Semënovich

[生]1831.2.16. オリョール
[没]1895.3.5. ペテルブルグ
ロシアの小説家。官吏の子として生れ,少年時代は修道院で過した。のち職を転々としながらロシア中を旅行した。 1860年代初めに文筆活動を開始し,『どんづまり』 Nekuda (1864) などの長編で当時の革命的インテリを嘲笑したため,反動作家のレッテルを張られた。リアリズム作家としての才能が遺憾なく発揮されているのは,才能ある農奴の悲運や,分離派教徒の生活を克明に描いた『魅せられた旅人』 Ocharovannyi strannik (73) ,『美容師』 Tupeinyi khudozhnik (83) ,『僧院の人々』など中期以後の作品である。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レスコフ」の意味・わかりやすい解説

レスコフ
れすこふ

レスコーフ

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