レチクル座(読み)れちくるざ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「レチクル座」の意味・わかりやすい解説

レチクル座
れちくるざ

冬の宵の南に低く見える星座エリダヌス座のずっと南寄りに位置する。沖縄方面で水平線上に見ることのできる南半球の星座である。フランスの天文学者ラカイユが1763年に発表した14の新星座のうちの一つで、望遠鏡視野に張る十字線のようなもの(視準系)を意味する。初め菱形レチクル座(ひしがたれちくるざ)ともよばれていたが、現在は単にレチクルとよばれている。日本名もかつては小網座(こあみざ)と訳されていたこともあった。

[藤井 旭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レチクル座」の意味・わかりやすい解説

レチクル座
レチクルざ
Reticulum

1月の宵に南中する菱形の小さな星座。概略位置は赤経3時 50分,赤緯-63°。本州からは見えない。

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