ロカマドゥール(読み)ろかまどぅーる(英語表記)Rocamadour

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロカマドゥール」の意味・わかりやすい解説

ロカマドゥール
ろかまどぅーる
Rocamadour

フランス中南部、ロート県にある小村。アルズー川の峡谷斜面に中世家並みや城門、教会などが重なるように建つ景勝地、巡礼地。聖アマドゥールが聖女マリアを崇拝して隠棲(いんせい)したのが起源と伝えられ、中世にはスペインの聖地サンティアゴ・デ・コンポステラへの通路として、黒いマリア像を信仰の対象とする巡礼地となった。14世紀の城、ゴシック様式礼拝堂ロマネスク様式の教会などがある。人口614(1999)。

[青木伸好]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロカマドゥール」の意味・わかりやすい解説

ロカマドゥール
Rocamadour

フランス南西部,ロト県にある人口 200余りの小村。アルズー川の峡谷の上に 14世紀の城や中世の巡礼地となった聖堂があり,峡谷の壁に取りついた町は城壁のある細長い街路となっている。牧羊のほかトリュフ (→トラッフル ) ,ナッツラベンダー産出

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android