ロメ(英語表記)Lomé

デジタル大辞泉 「ロメ」の意味・読み・例文・類語

ロメ(Lomé)

西アフリカトーゴ共和国首都ギニア湾に面する港湾都市内陸への鉄道基地として発展りん鉱石・カカオ・椰子油などを輸出

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精選版 日本国語大辞典 「ロメ」の意味・読み・例文・類語

ロメ

  1. ( Lomé ) トーゴ共和国の首都。ギニア湾北岸に位置する港湾都市。ココアヤシ油綿花などを輸出する。

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改訂新版 世界大百科事典 「ロメ」の意味・わかりやすい解説

ロメ
Lomé

西アフリカ,トーゴ共和国の首都。人口68万(2003)。国の南西端,ギニア湾に臨み,隣国ガーナとの国境に近い。東方のアネチョ,北西方のパリメ,北方のブリッタへの鉄道の起点で,国際空港もあり,この国の最も重要な港湾都市でもある。近郊に豊かなリン鉱石の産地があり,リン鉱石,ココア,ヤシ油,ヤシ核,綿花などが主要輸出品である。軽工業も発達し,国立大学,人文科学研究所などもある。1897年にドイツがその植民地トーゴラントの主都とするまでは,小さい村落にすぎなかった。第1次世界大戦でフランス軍に占領され,1922年フランスの委任統治領の主都,第2次世界大戦後はフランスの信託統治領の主都となり,60年のトーゴ独立で首都となった。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロメ」の意味・わかりやすい解説

ロメ
Lomé

トーゴの首都。港湾都市。同国南西部,ギニア湾支湾のベナン湾に臨む。 1897年ドイツ領トーゴランドの首都となった。 1968年西ドイツの援助東郊に深水港が完成。国内のカカオ,コーヒー,コプラ,綿花,パーム油,パーム核などを輸出するほか,ガーナ,ブルキナファソの貿易の一部も扱う。後背地のバサール,クパリメ,沿岸のアネショにいたる3線の鉄道の起点。西アフリカでは珍しく石灰資源に恵まれ,近接諸国と共同のセメント工場がある。政治,経済,文化の中心地で,ベナン大学,国際空港がある。人口 75万757(2010)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ロメ」の意味・わかりやすい解説

ロメ
ろめ
Lomé

西アフリカ、トーゴの首都。同国南部、ギニア湾に臨む港湾都市である。人口79万(1999推計)、都市圏人口178万8600(2015推計)。1897年、ドイツが内陸への鉄道敷設の基地として以来発展し、トーゴの政治、経済、文化、交通の中心地となっている。港からはカカオ、やし油、やし核、綿花、ラッカセイなどが輸出される。大型船の着岸できる港があり、近隣国の物流の要となっている。市街は、西部がヨーロッパ人居住地および官庁街、中部は商業地、北部がアフリカ人居住地となっている。

[大林 稔]

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百科事典マイペディア 「ロメ」の意味・わかりやすい解説

ロメ

トーゴの首都。ギニア湾に面する港湾都市で,空港もある。リン鉱石,綿花,カカオ,ヤシ油などを輸出する。大学(1965年創立)がある。アフリカ人の小さな集落だったが,1897年にドイツ領トーゴランドの主都とされた。第1次大戦後フランス領。83万7437人(2010)。
→関連項目トーゴ

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