アウェアネスリボン(英語表記)awareness ribbon

デジタル大辞泉の解説

アウェアネス‐リボン(awareness ribbon)

《awarenessは気づき・認識の意》ある社会問題への支援や賛同などを示すためのシンボルマーク。輪を作って留めた短いリボンの形で、特定の色によりその内容を表す。エイズ患者を支援するレッドリボン、乳がん予防キャンペーンで用いられるピンクリボンなど。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アウェアネスリボン
あうぇあねすりぼん
awareness ribbon

特定の社会問題への理解や支援、あるいはなんらかのメッセージを表明するシンボルとして用いられるリボンの総称。アクセサリーのように衣服へピン留めしたり、木に巻いたり、シンボルマークとしてさまざまな場所やものに描いたり、イルミネーションやステッカーにしたりするなど、いろいろな方法で用いられる。「アウェアネス」は、意識や気づきを意味する英語で、リボンの色によってどのような問題や運動について意思を示しているかが表される。通常は活動の母体となっている組織や団体が、特定の色を指定して使っているため、同じ種類の課題には同じ色が世界的に共通して使われることが多い。代表的なものとしては、乳癌(がん)の予防と啓発を意味するピンクリボン、HIV(エイズ)に対する理解や支援を示すレッドリボン、平和や飢餓に関する支援活動を表すホワイトリボンなどがある。また、オレンジリボンのように、海外では反人種差別、日本国内では児童虐待防止のシンボルと、異なった意味で定着しているリボンもある。
 上記以外にも次のようなリボンがある。
ブルーリボン 受動喫煙防止、インターネットにおける言論の自由、北朝鮮による日本人拉致(らち)被害者救出。
シルバーリボン 脳に起因する疾患、メンタルヘルスへの理解促進。
グリーンリボン 環境保護活動、臓器移植の普及、臍帯(さいたい)血による再生医療の促進。
パープルリボン 女性へのDV(配偶者からの暴力)根絶、膵臓(すいぞう)癌に関する啓発ほか多数。
イエローリボン ヨーロッパやアメリカでは戦地の自国兵への連帯意識、日本では障害のある人の社会参加推進。
ティール&ホワイトリボン(ティールはカモの頭部の羽の青い色) 子宮頸(けい)癌の予防啓発活動。
 もっとも古いものはイエローリボンといわれており、戦地に赴く兵士の無事を祈る意味で、1900年代初頭にアメリカで用いられていたとされる。アウェアネスリボンとはされないが、告別式などで哀悼の意を表すために使用されるブラックリボンのように、古くから社会的風習として根づいているものもある。[編集部]

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