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アオウミガメ アオウミガメChelonia mydas; green turtle

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アオウミガメ
アオウミガメ
Chelonia mydas; green turtle

カメ目ウミガメ科。甲長 1.1m内外。甲は大きく扁平で,背甲は青みを帯びた灰褐色ないし暗褐色を呈する。四肢は鰭状に変形している。ほぼ草食性で,太平洋インド洋大西洋水生植物の豊富な浅海に多くみられる。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

アオウミガメ

熱帯、亜熱帯の沿岸海域にすみ、大きいものでは体長1メートルを超える。ウミガメの仲間の中でも美味とされ、食用目的の乱獲で世界的に数が減り、国際自然保護連合(IUCN)は「近い将来、野生での絶滅の危険性が高い」絶滅危惧1B類種に指定している。

(2012-02-14 朝日新聞 朝刊 2外報)

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百科事典マイペディアの解説

アオウミガメ

正覚坊(しょうがくぼう)とも。ウミガメ科。甲長は最大で1.2〜1.4mに達するがふつうは1m以下。成体の背面は青みがかった黒褐色で,腹面は淡黄色。幼体は褐色を呈する。
→関連項目ウミガメ

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世界大百科事典 第2版の解説

アオウミガメ【green turtle】

正覚坊(しようがくぼう)の別名で呼ばれるウミガメ科のウミガメ(イラスト)。緑がかった脂肉が名の由来。世界の熱帯~亜熱帯の海域に分布。甲長の最大は1.2~1.4m,体重は180kgに達するが,ふつうは甲長1m以下。背甲は楕円形で幼体は褐色,成体はにぶい青灰色か暗褐色で表面は滑らか。甲板は敷石状に並ぶ。カメ草と呼ばれ主食となるアマモなどの海草が繁茂する海岸近くの穏やかな海にすみ,繁殖期には採食海域から産卵地まで群れをなして大移動する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アオウミガメ
あおうみがめ / 青海亀・緑
green turtle
[学]Chelonia mydas

爬虫(はちゅう)綱カメ目ウミガメ科のカメ。正覚坊(しょうがくぼう)ともよばれる大形のウミガメ。世界の熱帯から亜熱帯の海洋に分布する。背甲は滑らかで各鱗板(りんばん)は重なることがなく、若齢時は濃いオリーブ色であるが、成長とともに不規則な褐色や淡黄色の放射状や雲状の模様が現れるなど甲の紋様には変化が多い。肋甲板(ろっこうばん)は4対を基本とするが変異もある。普通、第1肋甲板は頂甲板に接することはなく前額板は1対である。老成したものは甲長1.2メートル、体重300キログラムを超える。浅海に繁茂するトチカガミ科やリュウキュウアマモ科などの顕花植物や褐藻・緑藻類などの海藻も好む草食(藻食)性傾向の強いウミガメで、餌場(えさば)と産卵場の間を回遊することで知られている。日本では4~5月ごろより夏にかけて、屋久島(やくしま)以南の島々および小笠原諸島(おがさわらしょとう)などで産卵上陸がみられるが、世界的にみると分布の北限に近く、資源は小さい。地方によって亜成体のものをアサヒベッコウなどとよぶところもある。[内田 至]

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世界大百科事典内のアオウミガメの言及

【ウミガメ(海亀)】より

…完全な海生種で,陸地には産卵期しか上陸しないが,アオウミガメが日光浴のため無人島の砂浜にやってくることが知られている。現生のウミガメ類の分類には諸説があるが,ウミガメ科を骨格の違いでアオウミガメ亜科とアカウミガメ亜科の2グループに分け,前者にはアオウミガメChelonia mydas(イラスト)とオーストラリアアオウミガメC.depressaの2種,後者にはアカウミガメCaretta caretta(イラスト),ヒメウミガメLepidochelys olivacea,ケンプヒメウミガメL.kempiiおよびタイマイEretmochelys imbricata(イラスト)の4種を含む考え方が支持されている。 海洋生活に適応してウミガメ類の甲は平らで,他のカメ類より退化しており,頭部と四肢は甲内に完全には引きこめることができない。…

【ウミガメ(海亀)】より

…世界の熱帯,亜熱帯の海域に広く分布し,日本近海を含む温帯地方にも回遊する。完全な海生種で,陸地には産卵期しか上陸しないが,アオウミガメが日光浴のため無人島の砂浜にやってくることが知られている。現生のウミガメ類の分類には諸説があるが,ウミガメ科を骨格の違いでアオウミガメ亜科とアカウミガメ亜科の2グループに分け,前者にはアオウミガメChelonia mydas(イラスト)とオーストラリアアオウミガメC.depressaの2種,後者にはアカウミガメCaretta caretta(イラスト),ヒメウミガメLepidochelys olivacea,ケンプヒメウミガメL.kempiiおよびタイマイEretmochelys imbricata(イラスト)の4種を含む考え方が支持されている。…

【カメ(亀)】より

…カメとその卵は世界の各地で食用に供されるが,日本ではスッポンが高級料理として珍重される。北アメリカ産キスイガメMalaclemys terrapinアオウミガメも賞味されるが,熱帯地方では各種のカメ,とくに海ガメ類の肉と卵が食用に供される。また工芸品としてタイマイの甲板がべっこう細工として櫛(くし)や笄(こうがい)に用いられ,タイマイ,アオウミガメは剝製や革細工の材料として大量に捕獲されてきた。…

※「アオウミガメ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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