コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アカシカ

百科事典マイペディアの解説

アカシカ

偶蹄(ぐうてい)目シカ科。肩の高さ75〜152cm,体重75〜754kgと変異が大きい。西ヨーロッパ,アフリカ北西部から中国北部,アムールに分布。夜行性だが,冬は昼間も出歩き,草を食べる。
→関連項目シカ(鹿)

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アカシカ【red deer】

偶蹄(ぐうてい)目シカ科の哺乳類(イラスト)。全身赤褐色で,肩高120~150cm,体重90~250kg,ときに350kgになる巨大なシカ。角は5本以上の枝に分かれ,1mを超えることがある。北アフリカ,ヨーロッパから中国に分布。ニホンジカと同様,昼は森中に潜み,夜,草原に出て採食する。秋の交尾期には雄は角を突き合わせて闘い,大きな声で鳴いて自分の存在を示す。この鳴声は,ヨーロッパでは秋の風物詩とされる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アカシカ
あかしか / 赤鹿
red deer
[学]Cervus elaphus

哺乳(ほにゅう)綱偶蹄(ぐうてい)目シカ科の動物。ヨーロッパ、アジア西部、アジア中北部、北アフリカに分布し、各地に多くの亜種がある。北アメリカに産するワピチC. canadensisは、学者により別種にする場合と、アカシカの亜種として扱う場合がある。大形のシカで、産地により体格に差はあるが、頭胴長1.65~2.65メートル、体高0.75~1.5メートル、体重58~255キログラムに達する。角(つの)は最大のもので1.3メートルに達し、頭骨の小片からなる枝をつけた角の重量が19キログラムにもなった例がある。体色は夏季には黄褐色から赤褐色を呈するが、冬季には暗褐色、褐色となる。尾の下方、臀部(でんぶ)には大きな白い斑紋(はんもん)がある。森林に群れてすむが、発情期以外は雌雄は別に暮らしている。雄の角は3~4月に脱落し、新しい角は100日ほどで伸びる。このころの雄は雌に関心を払わないが、8月になると袋角(ふくろづの)の外側を包む皮膚がむけ始め、しだいに雄の行動は荒々しくなる。発情期は9~10月で、この時期の雄は大声でほえ互いに争って、勝者が雌を従えハレムをつくる。雌は2~3歳で出産し、妊娠期間は約8か月。5~6月に1子または2子を産む。子には白斑があり、8~10か月乳を飲む。寿命は20年。[増井光子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

アカシカの関連キーワードヘイロンチヤン(黒竜江)省オオツノシカ(大角鹿)リンツァン(臨滄)地区アルタイ(ロシア連邦)コパチュキリト自然公園ヘイホー(黒河)地区アイルランド(島)エベンキ(民族)ウスチベラヤ遺跡ユーゴスラビアエルテベレ文化マヌー国立公園トリポリエ文化ククテニ文化ツシマジカオオカミたてがみワピチ蝦夷鹿大鹿

今日のキーワード

俳句甲子園

1998年から松山市で開かれる全国高等学校俳句選手権大会。高校生が5人1組で句の優劣をディベートで競い合う。チームでの勝敗とは別に、個人の最優秀句も選ぶ。今年は過去最多の41都道府県から121校、15...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

アカシカの関連情報