コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アサザ

百科事典マイペディアの解説

アサザ

ミツガシワ科の多年生水草。本州〜九州,朝鮮,中国大陸,台湾に分布し,湖沼やため池に生える。葉はまるく,縁は波状になり水面に浮かび,基部は鞘状。夏,黄色の花が開く。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アサザ【floating‐heart】

池や沼に生え,横走する長い地下茎のあるミツガシワ科の多年生水草で,薬用植物イラスト)。全株平滑,茎は細長く,根を泥中に下ろし,長い柄のある葉をまばらにつける。葉は水面に浮かび,広卵形から円形で径2.5~10cm,質はやや厚く,ふちに波状の刻みがあり,基部は深く2裂して,一部がわずかに癒合して,やや楯状葉柄がつく。夏,長さ3~12cmの花柄のある淡黄色の花を水上に開く。は5裂し,裂片は長さ9~13mm。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アサザ
あさざ / 阿佐佐
floating heart
[学]Nymphoides peltata (Gmel.) O. K

ミツガシワ科の多年生の水草。葉は卵形または広楕円(こうだえん)形で、縁辺は波状の鋸歯(きょし)があり、葉柄はわずかに楯(たて)状につく。6~8月、水面より高く花柄を伸ばし、鮮黄色の花を日中開く。花冠は深く5裂し、裂片の縁に長毛がある。種子は扁平(へんぺい)で厚い翼ができ、縁辺に長い突起がある。名は、水の浅い所に生え、「浅浅菜」の転じたものといわれる。ハナジュンサイの名もある。本州、四国、九州の池や沼に生え、さらに、朝鮮半島、中国からユーラシア大陸の亜熱帯から熱帯に広く分布する。なおアサザ属は、花は節に束生し、多くは花弁に毛がある。世界に約25種、日本に4種が分布する。[高橋秀男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

アサザの関連キーワード腐植栄養湖湖沼汚濁水生植物金銀蓮花花蓴菜淡水草円山川犬蓴菜金蓮花金蓮華池面高池沢瀉縁辺川芋草葵荇菜

今日のキーワード

桃李もの言わざれども下自ら蹊を成す

《「史記」李将軍伝賛から》桃やすももは何も言わないが、花や実を慕って人が多く集まるので、その下には自然に道ができる。徳望のある人のもとへは人が自然に集まることのたとえ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

アサザの関連情報