アスタナ(英語表記)Astana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アスタナ
Astana

カザフスタンの首都。旧称アクモラ Aqmola。同国中北部,アクモラ州の州都。イシム川上流部に臨む工業中心地で,農業機械,鉄道車両修理,食品 (製粉,食肉,油脂,ビール) などの工場が立地する。教育,医科,農業,建築の各大学,歴史郷土博物館がある。 1824年ロシアの軍事拠点として建設され,アクモリンスク Akmolinskと呼ばれたが,1950年代後半から推進された処女地開拓政策により,周辺の開拓地の中心となり,1961年から 1992年までは「処女地の都市」という意味のツェリノグラード Tselinogradと呼ばれた。 1997年アルマトイから遷都されたが,アクモラがカザフ語で「白い墓」という意であることから,1998年「首都」を意味する現名称に改称された。鉄道の要地で,ペトロパブロフスクカラガンダを結ぶカザフ鉄道と,パブロダールとロシアのマグニトゴルスクを結ぶ南シベリア鉄道が交差している。人口 63万9311(2009)。

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百科事典マイペディアの解説

アスタナ

カザフスタンの首都。カザフ語で〈首都〉の意。1997年にアルマティから首都を移転。イシム川右岸にあり,1960年までアクモリンスク,その後1992年までツェリノグラード,1998年までアクモラと称された。金属加工,農業機械,食料品,陶器,製材などの工業が行われる。建築家黒川紀章が都市設計を手がけた。61万3000人(2009)。
→関連項目カザフスタン

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大辞林 第三版の解説

アスタナ【Astana】

カザフスタン共和国の首都。同国の北部に位置し、鉄道交通の要衝。1997年アルマトゥイから遷都。旧称、アクモラ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アスタナ
あすたな
Астана Astana

中央アジア、カザフスタン共和国の首都。アクモラ州の州都でもある。イシム川上流部右岸に位置する。人口31万9318(1999)。トランスカザフスタン鉄道と南シベリア鉄道の分岐点。おもな工業は精肉、製粉、油脂などの農畜産物加工業と、農業機械や建設資材の製造業である。旧ソ連における農業プロジェクト「処女地開拓」の全国運動開始後の1960年に、好適地として多数が入植した。北カザフスタンの農業開拓の中心都市として期待されたことから、それまでの町の名称アクモリンスクАкмолинск/Akmolinskにかわって、1961年に「処女地の町」を意味するツェリノグラードЦелиноград/Tselinogradに改められた。1991年のソ連解体後アクモラАкмола/Akmola,Aqmolaと改称、1997年にカザフスタン共和国の首都となり、さらに翌1998年「首都」を意味するアスタナに改称された。なお、州名のアクモラはそのまま残る。アクモラ州の人口は83万6300(1999)。[山下脩二]

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世界大百科事典内のアスタナの言及

【アルマトゥイ】より

…旧称アルマ・アタAlma‐Ataを1993年改称。同共和国の首都であったが,1997年末に北部のアクモラAkmola(1998年アスタナAstanaと改称)への遷都が実行された。人口115万6000(1991)。…

【カザフスタン】より

…正式名称=カザフスタン共和国Kazakstan Respublikasy∥Republic of Kazakhstan面積=271万7300km2人口(1996)=1667万7000人首都=アスタナAstana(日本との時差=-3時間)主要言語=カザフ語,ロシア語(ともに公用語)通貨=テンゲTenge独立国家共同体(CIS)を構成する中央アジアの共和国の一つ。旧ソ連邦を構成したカザフ・ソビエト社会主義共和国が1991年独立し,改称したもの。…

※「アスタナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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