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アズサ(梓) アズサ Betula grossa

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アズサ(梓)
アズサ
Betula grossa

カバノキ科の落葉高木でミズメヨグソミネバリなどとも呼ばれる。各地の山地に生じる。枝は紫褐色で光沢があり,皮目が散在する。皮をはぐとサリチル酸メチル (サロメチール) の臭気がある。この特徴はカバノキBetula全体に多少とも知られるが本種では特に強い。

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百科事典マイペディアの解説

アズサ(梓)【アズサ】

古歌などに見えるアズサをどの植物に比定するかについては,カバノキ科ミズメ(ヨグソミネバリ),トウダイグサ科アカメガシワノウゼンカズラ科キササゲなどの諸説がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

アズサ【アズサ(梓)】

い,いる,ひく,はる,もと,すえ,つる,よる,かえる,や,音などにかかる枕詞として歌に詠まれた梓弓の梓にあたる植物には,古来キササゲアカメガシワ,オノオレ,リンボク(ヒイラギガシ)などの諸説があり一定しなかった。ところが白井光太郎がカバノキ科のヨグソミネバリ(ミズメ)説を唱え,正倉院の梓弓についての顕微鏡的調査の結果からも実証され,現在これが定説になっている。このほか,アサダナナカマドニシキギなどにも〈アズサ〉の方言がある。

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世界大百科事典内のアズサ(梓)の言及

【口寄せ】より

…これに対し死霊の憑依する民間巫女は,なお活発に機能し,地域住民の信仰的要求にこたえている。それらはイタコ,イチコ,アズサ(梓巫女),アガタ,オカミン,オカミサマ,オナカマ,ワカ,マンチ,ホウニンなど地域ごとに名称を異にしているが,もっとも盛んなのは青森県を中心に本州北東部に分布するイタコと,沖縄を中心とする南島にみるユタである。口寄せには神霊ののりうつるカミオロシと死霊の憑依するホトケオロシがあり,前者を神口(かみくち),後者を死口(しにくち)という。…

【シラカバ(白樺)】より

…ミズメB.grossa Sieb.et Zucc.(別名ヨグソミネバリ)はサクラに似た樹皮をもち,枝を折るとサリチル酸メチルのにおいがする。アズサとも呼ばれ,古代には弓の材とされたといわれる。【岡本 素治】
[カバの語源]
 カバの語は,カバノキ属の樹木を総称する場合と,チョウジザクラ,ウワミズザクラ,シラカバ,ウダイカンバなどの樹皮もしくはこれらの樹木をいう場合と2通りある。…

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