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アップダイク Updike, John

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アップダイク
Updike, John

[生]1932.3.18. ペンシルバニア,レディング
[没]2009.1.27. マサチューセッツ,ダンバーズ
アメリカ合衆国の小説家,詩人。フルネーム John Hoyer Updike。子供の頃から創作を始め,1954年ハーバード大学を最優等で卒業後,画家を志してイギリスのオックスフォードの美術学校に進んだが 1年後に帰国。雑誌『ニューヨーカー』のスタッフとなり,短編,詩,随筆を発表。第一詩集『手作りの雌鶏』The Carpentered Hen and Other Tame Creatures(1958)を出版後,小説『プアハウス・フェア』The Poorhouse Fair(1958)でアメリカ芸術院賞,神話をふまえて現代人の不毛な生を描いた『ケンタウロス』The Centaur(1963)で全米図書賞を受賞。そのほか,無意味な日常生活からの逃亡を企てる青年を主人公とする『走れウサギ』Rabbit, Run(1960),郊外に住む知的な若夫婦たちの空虚な性を扱った話題作『カップルズ』Couples(1968),『ベック』Bech: A Book(1970),ピュリッツァー賞を受賞した『金持になったウサギ』Rabbit Is Rich(1981)と『さようならウサギ』Rabbit at Rest(1990),短編集『鳩の羽根』Pigeon Feathers(1962)などがあり,現代アメリカの風俗を巧緻でしゃれた文体で描いた。(→アメリカ文学

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百科事典マイペディアの解説

アップダイク

米国の小説家詩人。洗練された文体で高く評価されている。小説《走れ,うさぎ》(1960年)で声価を確立。同作品からほぼ10年ごとに発表されている〈ウサギ〉4部作で時代ごとの風俗を描きつつ,宗教的思索も深めている。

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世界大百科事典 第2版の解説

アップダイク【John Hoyer Updike】

1932‐ 
アメリカの小説家,詩人。ペンシルベニア州シリングトンに生まれ,ハーバード大学を優等で卒業,オックスフォード大学ラスキン美術学校に留学後,《ニューヨーカー》の編集員を経て作家生活に入る。《救貧院祝祭日》(1959)で注目され,日常生活から逃亡する若者の生の不安を描いた《走れウサギRabbit,Run》(1960)で人気を博し,神話的世界と現代を対置して初老の教師の苦悩を描いた《ケンタウロス》(1963)で全米図書賞を受けた。

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大辞林 第三版の解説

アップダイク【John Hoyer Updike】

1932~2009) アメリカの詩人・小説家。「ニューヨーカー」誌の編集者を経て、作家生活に入る。緻密な文体で現代の不安を描く。作「救貧院の祝祭日」「走れウサギ」「カップルズ」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アップダイク
あっぷだいく

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世界大百科事典内のアップダイクの言及

【ニューヨーカー】より

…都会的な洗練された雑誌といわれ,部数は約50万部(1980)とアメリカでは少ないが,短編,美術評,漫画などの部門がつねに高く評価されている。作家ではT.カポーティ,J.H.アップダイクがニューヨーカー派とみられ,漫画家ではソール・スタインバーグがこの週刊誌の出身。【常盤 新平】。…

※「アップダイク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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