アトランタ(英語表記)Atlanta

翻訳|Atlanta

デジタル大辞泉 「アトランタ」の意味・読み・例文・類語

アトランタ(Atlanta)

米国ジョージア州州都。合衆国南東部の中心地で、金融業工業が盛ん。南北戦争激戦地で、小説風と共に去りぬ」の舞台。人口、行政区54万(2008)。

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精選版 日本国語大辞典 「アトランタ」の意味・読み・例文・類語

アトランタ

  1. ( Atlanta ) アメリカ合衆国、ジョージア州の州都。南北戦争の激戦地で、小説「風と共に去りぬ」の舞台。

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改訂新版 世界大百科事典 「アトランタ」の意味・わかりやすい解説

アトランタ
Atlanta

アメリカ合衆国ジョージア州の州都で,ニューオーリンズと並ぶ南部(テキサス州を除く)最大の商工業・交通の中心地。人口47万0688(2005),大都市域人口314万(1992)でマリエッタなど多くの衛星都市をもつ。市人口の約3分の2は黒人であるが,衛星都市では一般に白人の方が多い。アパラチア山脈の南東麓のピードモント台地に位置し,標高は約320m。1837年,ウェスタン・アトランティック鉄道終点として建設され,45年にこの鉄道名にちなんでアトランタと名づけられた。黒人奴隷に依存した綿花栽培地帯の中心として,綿花の取引,綿工業が栄えた。南北戦争中の64年には,W.T.シャーマン将軍の率いる北軍の焦土作戦によって,町の大半は灰燼に帰したが,戦後再建され,77年には州都に指定された。20世紀にはいると,ここに本社を置いていたコカ・コーラ会社の好景気も手伝い,人口が順調に増加し,第2次大戦後は工業も多角化して自動車,繊維(綿,レーヨンなど),機械,食品などの工場が市内外に立地した。70年代以降は連邦政府が南部の開発に力を入れているためもあって,アトランタの発展はめざましい。96年,第26回夏季オリンピックが開かれた。マーガレット・ミッチェルの小説《風と共に去りぬ》(1936)の舞台としても知られる。
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百科事典マイペディア 「アトランタ」の意味・わかりやすい解説

アトランタ

米国,ジョージア州の州都。鉄道の要地で商工業都市。マリエッタなど多くの衛星都市を持つ。コットン・ベルトの一中心で,綿花の集散,綿工業が盛ん。家具・機械工業も行われる。市人口の3分の1は黒人で,マーガレット・ミッチェルの小説《風と共に去りぬ》の舞台。CNN,コカ・コーラの本社がある。1996年にはオリンピックが開かれた。42万3人(2010)。
→関連項目アトランタオリンピック(1996年)CNN[会社]

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