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アフリカ開発銀行 アフリカかいはつぎんこうAfrican Development Bank; AfDB

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アフリカ開発銀行
アフリカかいはつぎんこう
African Development Bank; AfDB

アフリカ諸国に対する公共・民間投資の促進や開発計画に対する技術援助供与などを通じて,加盟国の経済・社会開発の促進を目的とする国際銀行。ADBとも書くが,アジア開発銀行と区別するため AfDBまたは AFDBと書く。1964年7月のアフリカ諸国財務相会議での AfDB協定採択に基づき 1964年9月にアフリカ経済委員会の援助下で設立,1966年7月に業務を開始。国連開発計画と密接に協調している。2012年現在の加盟国数は域内 53,域外 24の計 77ヵ国。日本は域外国のなかではアメリカ合衆国に次ぐ出資国。AfDBは先進工業諸国に出資を呼びかけ,加盟国の産業開発のために姉妹機関であるアフリカ開発基金およびナイジェリア信託基金(1976設立,ナイジェリア政府 100%出資)を設立した。本部はコートジボアールアビジャン

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

アフリカ開発銀行

アフリカの経済・社会開発に必要な融資を実施する国際金融機関。運輸、通信、衛生、教育や社会基盤の整備などが主な対象事業。アフリカで多くの国が独立した直後の64年に設立された。アフリカ53カ国のほか、日米欧、中韓など域外の24カ国が加盟する。本部はコートジボワールだが、政情不安から02年9月以降、チュニジアへ一時的に移っている。

(2007-05-17 朝日新聞 朝刊 1外報)

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デジタル大辞泉の解説

アフリカ‐かいはつぎんこう〔‐カイハツギンカウ〕【アフリカ開発銀行】

African Development Bank》アフリカ諸国の経済・社会開発を促進する目的で、1964年に設立された地域金融機関。加盟国は域内の独立国に限られていたが、1982年から域外国も加わり、日本は1983年に加盟。本部はコートジボワールのアビジャン。ADB。AfDB。

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百科事典マイペディアの解説

アフリカ開発銀行【アフリカかいはつぎんこう】

African Development Bank。略称AfDB。アフリカの経済開発を促進するための融資機関。各国の債務危機の救済,運輸・通信・衛生・教育といった経済・社会インフラの整備も行う。

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世界大百科事典 第2版の解説

アフリカかいはつぎんこう【アフリカ開発銀行 African Development Bank】

アフリカ地域の発展途上国に対する金融と技術援助等を目的とする地域開発金融機関で,本部はコートジボアールのアビジャン。略称AfDB。1960年チュニスで開かれた全アフリカ人民会議で提案され,62年国連のアフリカ経済委員会の検討を経て64年11月設立。域内加盟国は53で,域外国には82年末から加盟資格が開放され,先進国を中心として24ヵ国が加盟(1995年末)。日本は1981年4月にアフリカ開銀設立協定が国会で承認され,83年2月加盟。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アフリカ開発銀行
あふりかかいはつぎんこう
African Development Bank

アフリカ地域の独立国の経済・社会開発を促進する目的で、1964年国連アフリカ経済委員会(ECA)の支援のもとに設立された地域金融機関。略称AfDB。目的達成のために、加盟国の経済協力関係の強化、開発計画の作成、融資、技術援助、開発資金の域内外からの調達、政府・民間資本の導入の促進などを行っている。貸付はおもに公共サービス、運輸、農業などのある程度収益性のあるプロジェクトに対してなされているが、融資条件が準コマーシャル・ベースであるため、被援助国の負担は軽くない。そのため、AfDBの活動を補完し、ソフト・ローンを提供するためにアフリカ開発基金(ADF)が設置されている。
 加盟国はアフリカの独立国に限られていたが、資金需要の増大に伴って、域外国の加盟および出資を求める設立協定改定案が1978年の総会で採択され、アフリカ諸国の決定権を失わせるとの反対もあったが、1982年5月に批准。2009年末時点でアフリカ域内53か国および日本など域外24か国が加盟しており、機構には総務会、理事会がある。本部はコートジボワールのアビジャンに置かれているが、同国の政治が不安定であるため、2003年2月からは暫定的にチュニジアのチュニスに移転している。[秋山憲治]

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世界大百科事典内のアフリカ開発銀行の言及

【経済協力】より

…OECD(経済協力開発機構)の下部機構)が結成されている。また世界銀行や地域開発銀行(アジア開発銀行アフリカ開発銀行米州開発銀行)が,先進国の出資金やみずから国際金融市場で債券を発行して得た資金をもとに,途上国に融資を行っているが,これは通常,多国間援助multilateral assistanceといわれる。先進国から発展途上国への資金の流れを援助主体別にみると,その大宗を占めるのはDAC加盟諸国である(1970年代の実績で全体の約8割)が,共産圏諸国(ソ連や中国)や産油国も援助供与を行っている。…

※「アフリカ開発銀行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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