市中金利(読み)しちゅうきんり(英語表記)open market rate

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

市中金利
しちゅうきんり
open market rate

金融市場において成立する標準的な金利。具体的には金融機関手形を割引く際の割引歩合,担保を取って貸付ける証書貸付金利,さらに金融機関同士で短期に資金を貸借するコール資金の金利 (いわゆるコールレート) などがあるが,いずれも中央銀行の公定歩合や金融市場の需給の繁閑によって支配され,絶えず変動する。したがって市中金利の高低は当該金融市場の繁閑を示す有力な尺度となる。

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百科事典マイペディアの解説

市中金利【しちゅうきんり】

金融市場の資金需給の実勢を示す金利。市場利子率とも。中央銀行以外の金融機関によって,市場で適用される標準的な貸出金利,預金金利コール・レートおよび手形の割引料率(手形割引)などをいう。金融機関と借手との個々の取引に適用される利率ではなく,公定歩合によって支配され,市場の資金需給により絶えず変動する金利水準である。

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大辞林 第三版の解説

しちゅうきんり【市中金利】

市中銀行が貸出しを行う際の基準金利。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

市中金利
しちゅうきんり

中央銀行が定める公定歩合に対して、預金金利、貸出金利、コールレートなど民間金融機関が金融市場において決定する金利の総称。このうちコールレートが基準金利である。資金の需給によって絶えず変動するから、市場金利ともよばれる。[金子邦彦]

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精選版 日本国語大辞典の解説

しちゅう‐きんり【市中金利】

〘名〙 中央銀行の金利(公定歩合)に対して、一般に市中金融機関の金利をいう。普通には市中銀行の貸し出し金利をさす。標準金利、約定金利、実効金利などがある。
※中外商業新報‐明治四〇年(1907)一二月五日「日銀金利の利上に伴ふ市中金利の引締りと共に投物漸く加はり」

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