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アミロペクチン アミロペクチン amylopectin

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アミロペクチン
アミロペクチン
amylopectin

デンプン粒の水に溶けない外側の部分を構成する多糖類の一種。化学式 (C6H10O5)n・H2O 。 1,4 -グリコシド結合のほかに 1,6 -グリコシド結合による分岐構造をもつ。アミロースとともにデンプン組成の主成分で,多くのデンプンで 70~80%を占める。

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デジタル大辞泉の解説

アミロペクチン(amylopectin)

でんぷん粒を構成する主成分の一。グルコースの鎖が複雑に分枝・結合したもの。もち米には特に多く含まれ、沃素を加えると赤紫色となる。

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栄養・生化学辞典の解説

アミロペクチン

 グルコースがα1→4結合で重合した高分子の一部のグルコースがさらにα1→6結合で分枝した構造をもつ高分子.分枝鎖デンプン.

出典|朝倉書店
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大辞林 第三版の解説

アミロペクチン【amylopectin】

アミロースとともにデンプンの構成成分。普通70~80パーセント含まれている。千数百個のグルコース(ブドウ糖)分子が枝分かれしながらつながったもので、ヨウ素デンプン反応では赤紫色から紫色に呈色する。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アミロペクチン
あみろぺくちん
amylopectin

デンプンの主成分で、可溶性アミロースを除いた難溶部分。高等植物に存在し、デンプンの70~80%を占める。糯米(もちごめ)のデンプンはすべてアミロペクチンからなり、アミロースを含まない。無味、無臭の白色粉末で、水に溶けにくいが、熱水には溶けて糊(のり)状となる。デンプンを熱水に溶かしたものにブチルアルコールを加えると、アミロースだけが沈殿するので、アミロペクチンを分離できる。また、アミロペクチンの水溶液にヨウ素を加えると赤紫色になる。これはアミロペクチンの検出に利用される。
 アミロペクチンはグルコースがα‐1・4‐結合で25~30個つながった鎖が基本となる構造で、分岐が多く複雑な構造を示す。1本の鎖に別の鎖が木の枝分れのように結合し、枝分れの鎖にさらに別の鎖が結合するといったようになる。枝分れの結合はα‐1・6‐結合である。アミロペクチンはアミラーゼやフォスフォリラーゼによって分解されるが、枝分れのα‐1・6‐結合を分解できないので、切れ残りの部分が残る。これを限界デキストリンという。枝分れの結合は、イソアミラーゼやプルラナーゼ(限界デキストリナーゼ)などの枝切り酵素によって加水分解される。[村松 喬]

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世界大百科事典内のアミロペクチンの言及

【消化】より

…糖質やペプチドの最終的な消化はここで行われ,この特殊な空間に出た最終消化産物は同じ細胞膜に備わった,濃度こう配に逆らって行われる強力な能動輸送によって,速やかに細胞内にとり込まれる。
[糖質の消化]
 食物中の炭水化物の大部分はデンプンであるが,デンプンにはブドウ糖がα‐1,4グルコシド結合のみで多数重合した直鎖構造のアミロースと,α‐1,4グルコシド結合のほかに数%の割でα‐1,6グルコシド結合を含む樹枝状構造のアミロペクチンの2種が混在する。唾液中のアミラーゼ(プチアリン)はα型であり,α‐1,4グルコシド結合を加水分解して低分子のデキストリンを産生し,最終的にはマルトース(麦芽糖)にまで分解する。…

【デンプン(澱粉)】より

…精製されたデンプンは白色の粉末で無味,無臭である。デンプンはアミロースamyloseとアミロペクチンamylopectinの二つの成分からなる。アミロースはグルコースがα‐1,4結合で重合した直鎖の分子で,分子量は数千から数十万に及ぶ。…

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