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アメン Amen

翻訳|Amen

百科事典マイペディアの解説

アメン

古代エジプトの主神。アモンAmon,アムンAmunとも。中王国テーベの興起とともに優勢となり,古い太陽神ラーと習合しアメン・ラーとして崇拝される。新王国に,アメン神殿と祭司団は絶大な権力をふるい,アメンヘテプ4世の一時的反発を圧殺した。
→関連項目イクナートンエジプト(地域)テーベムートルクソル神殿

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世界大百科事典 第2版の解説

アメン【Amen】

古代エジプトの神。アモンAmon,アムンAmunと表記されることもある。大気・豊饒の神。ヘルモポリス神学で原初の八柱神の一人とされているが,大神としての興隆は中王国時代(第12王朝)メントゥ(メンチュ)に代わってテーベの守護神となり,国家神の地位についたことにはじまる。とくに新王国時代はイクナートンの宗教改革による一時的な打撃はうけても,大帝国の守護神として勢威は絶頂を極め,ヘリオポリスの太陽神ラーと習合してアメン・ラーAmen‐Raとよばれ,創造神,〈神々の王〉とされた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アメン
あめん

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世界大百科事典内のアメンの言及

【アマルナ時代】より

…古代エジプト第18王朝の宗教改革王イクナートン(在位,前1364ころ‐前1347ころ)の新都アケトアテンの現在名にちなんでつけられた時代。アマルナに都のおかれたイクナートンの治世および改革の萌芽のみられる先王アメンヘテプ3世の治世後半をさし,時には次王ツタンカーメン王の治世を含めることもある。また古代オリエント史上においては,アマルナ出土の楔形文字文書(アマルナ文書)によってエジプト支配下のシリア,パレスティナをめぐるオリエント諸国の国際関係を研究できる前14世紀前半から中葉にかけての時代をさす。…

【パピルス】より

…第2次大戦後,沖縄に帰化したメリケンガヤツリC.evagrostis Vahlは熱帯アメリカ産のパピルスに似た大型カヤツリグサである。【小山 鉄夫】
[象徴,伝承]
 紙の原料であるパピルスは英知の象徴であり,古代エジプトでは大気の神アメンの標章であった。これが茂るナイル下流地域では,ワニの危害を防ぐ力があると信じられ,イシスは殺された夫オシリスを探してナイル川にこぎ出たとき,パピルスの舟を使ったので,ワニに襲われなかったという。…

※「アメン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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