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アリドオシ

百科事典マイペディアの解説

アリドオシ

アカネ科の常緑小低木。関東〜九州,東南アジア山地の樹林下にはえる。対生し,長さ6〜12mm,広卵形〜広楕円形で革質をなし濃緑色で光沢がある。葉の付け根には葉とほぼ同長の針がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

アリドオシ【Damnacanthus indicus Gaertn.fil.】

暖帯山地の木陰に生えるアカネ科の常緑小低木(イラスト)。名前はアリをも刺し通すほどの鋭い針をもつことによる。枝は二叉(にさ)状分枝をする。葉は対生で卵円形,大小の2型があり1節ごとに交互につく。大きい葉をもつ節の葉間托葉の腋(えき)から刺針が出る。花は5月に咲き4数性。花冠は筒状漏斗形,白色,長さ1cm強。子房下位で4室,各室に1胚珠が頂生し下垂する。果実は球形の液果で,冬に赤く熟し一部は翌春まで残る。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アリドオシ
ありどおし / 蟻通
[学]Damnacanthus indica Gaertner f.

アカネ科の常緑小低木。高さ30~60センチメートル。枝は規則的に二又状に分枝する。対生葉は大小の2形があり、1節ごとに大小を繰り返す。大きい葉をつける節の托葉(たくよう)のわきから刺針(ししん)が出る。花は5月に開き、4数性で白色。子房は4室、各室に一つの胚珠(はいしゅ)が頂生する。果実は冬に赤く熟し、翌春まで残る。日本から中国南部にかけて分布し、山地の木陰に生える。名はアリをも刺し通すほどの細く鋭い針をもつことによる。センリョウ、マンリョウとともに植え、「千両万両有通し」と縁起をかつぐ。アリドオシ属は東アジアに数種分布するが、多くの特異な形態をもっており、属の類縁はよくわかっていない。[福岡誠行]

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