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アロキサン alloxane

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アロキサン
alloxane

H2C4O4N2亜鉛などの定量に用いる合成ピリミジンの一種。膵臓のランゲルハンス島のβ細胞インスリンの合成を行う際に亜鉛と結合して細胞を破壊するので,動物に投与すると,実験的に低インスリン血症性糖尿病を起すことができる。

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栄養・生化学辞典の解説

アロキサン

 C4H2N2O4 (mw142.07).

 動物に注射すると膵臓のB細胞を損傷しインスリンの合成・分泌障害を起こし,糖尿病になる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

アロキサン【alloxan】

メソシュウ酸CO(CO2H)2と尿素CO(NH2)2から得られる環状ウレイドで,メソオキサリル尿素ともいう。水から再結晶すると無色柱状結晶の4水和物が得られるが,空気中では桃色の1水和物となる。150℃以上では無水物となり,256℃で分解。アセトン,アルコール,酢酸に溶け,クロロホルム,石油エーテルに溶けにくい。酸性水溶液は皮膚を紫紅色に染め,硫酸鉄(II)で濃青色を呈する。有毒。一連の環状ウレイド誘導体,リボフラビン(ビタミンB2)の合成原料として重要である。

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