アンモニウムミョウバン(読み)あんもにうむみょうばん(その他表記)ammonium alum

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アンモニウムミョウバン」の意味・わかりやすい解説

アンモニウムミョウバン
あんもにうむみょうばん
ammonium alum

ミョウバンの一つで、普通のミョウバンKA1(SO4)2・12H2Oのカリウムをアンモニウムにかえたもの。無色の正八面体結晶。アルミニウムイオンのかわりに鉄(Ⅲ)イオンの入ったものをアンモニウム鉄ミョウバンといい、その他のクロム、コバルト、マンガンなどの入ったミョウバンをも含めてアンモニウムミョウバンということもある。熱すると融解するが、さらに熱すると120℃で水を失い、200℃では無水和物になり、高温では分解して酸化アルミニウムとなる。水溶液中では加水分解して酸性を示す。アルミニウム製造の際の中間体として得られ、染色用の媒染剤、製紙用、医薬品などとして用いられる。

[中原勝儼]


アンモニウムミョウバン(データノート)
あんもにうむみょうばんでーたのーと

アンモニウムミョウバン
(12水和物)
 化学式 (NH4)Al(SO4)2・12H2O
 式量  453.3
 融点  93.5℃
 沸点  -
 比重  1.642(測定温度19℃)
 結晶系 立方
 溶解度 6.57g/100g(水20℃)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンモニウムミョウバン」の意味・わかりやすい解説

アンモニウムミョウバン
ammonium alum

広義には (NH4)M(SO4)2・12H2O (M はアルミニウム,クロム,鉄,コバルトなど3価の金属) 型の複硫酸塩をいい,狭義にはM としてアルミニウムを含む (NH4)Al(SO4)2・12H2O をいう。正八面体の結晶。成分硫酸塩を組成式の示す割合に混ぜ,水溶液を静かに蒸発させて得られる。アルミニウム-アンモニウムミョウバンは 95℃で結晶水中に溶解し,さらに加熱すると発泡して結晶水を失い,高温ではアルミナ,二酸化硫黄などを生じる。媒染剤や水の浄化などに利用される。

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栄養・生化学辞典 「アンモニウムミョウバン」の解説

アンモニウムミョウバン

 AlH4NO8S2 (mw237.14).膨張剤や保色剤として用いられる.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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