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イシドルス イシドルス Isidorus Hispalensis

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デジタル大辞泉の解説

イシドルス(Isidorus Hispalensis)

[560ころ~636]スペインセビリア大司教カルタヘナの生まれ。西方教会最後の教父といわれる。神学・歴史・文学・科学に通じ、学芸を指導。スペインのキリスト教化にも大いに貢献。著「語源論」は中世を通して百科事典として利用された。イシドール

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百科事典マイペディアの解説

イシドルス

セビリア大司教,神学者,聖人。スペイン名イシドールIsidor。兄レアンデルを継いで,600年大司教となり,第4トレド公会議ほかで活躍,西ゴート族キリスト教化に功があった。

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世界大百科事典 第2版の解説

イシドルス【Isidorus Hispalensis】

560ころ‐636
セビリャ大司教,学者,著作家。セビリャのイシドールIsidor da Sevillaともいわれる。カルタヘナ出身の貴族の家に生まれ,兄レアンデルLeanderのもとで教育を受けた後,この兄を継いでセビリャ大司教となった(600)。大司教としては,第4回トレド会議(633)その他の公会議を通じて,西ゴート族およびユダヤ教徒のカトリックへの改宗に尽力し,教育制度の整備に努めて,スペインのカトリック教会の基盤を不動のものにした。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イシドルス
いしどるす
Isidorus
(560ころ―636)

スペインの聖職者。セビーリャの名家に生まれたが、若くして親に死別。修道士の兄レアンデルLeanderのいた修道院で教育を受けたが、この兄は、東方に旅行しコンスタンティノープルでは後の教皇グレゴリウス1世と知己となるなど、広い知見の持ち主で、セビーリャの司教をも務めた。イシドルスもまた600年ごろ兄の後を継いでこの地の司教となり、西ゴート人支配下のスペインでカトリシズムの拡大、ユダヤ教徒の改宗、学校や教会の建設、教会会議の開催に尽力した。その広い学識は生前からよく知られ、著書はさまざまな知識の宝庫として中世を通じて頻繁に利用されたが、とくに『語源論』Etymologiaeは当時の諸学問についての百科全書的情報を提供している。また『命題集3巻』Sententiarum Libri Tresはキリスト教の教義や実践の手引書であり、『教会職務論』De Ecclesiasticis Officisはスペイン教会の典礼と組織についての貴重な資料となっている。史書には『大年代記』Chronica Majoraと『ゴート、バンダルおよびスエビ諸王の歴史』Historia regibus Gothorum, Vandalorum et Suevorumがあり、同時代のスペインの不可欠の史料となっている。[今野國雄]

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世界大百科事典内のイシドルスの言及

【中世科学】より

…5世紀になると,それまで細々と伝わっていたギリシア・ローマの科学の伝統を集大成して,いわゆる〈四科quadrivium〉(幾何学,天文学,算術,音楽)の摘要書をつくろうという動きが生じてきた(自由七科)。そのようなものとして,マクロビウス,マルティアヌス・カペラ,カッシオドルス,ボエティウス,イシドルスらの著作が挙げられる。これらの内容は,まだそれほど水準の高いものではないが,中世前期において西欧知識人の基本的な科学的教養を培ったものとして重要である。…

【ラテン文学】より

…カッシオドルスは古典研究を神学研究に取り入れて,中世修道院を学問所とする道を開いた。最後の修辞学者イシドルスは,すでに7世紀に入っている。こうして文学史上の古代ローマは7世紀初頭まで細々と続いた。…

※「イシドルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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