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イトウ イトウHucho perryi

5件 の用語解説(イトウの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

イトウ
イトウ
Hucho perryi

サケ目サケ科。全長 2mになる。日本産のサケマス類中の最大種。体形はイワナ(→ニッコウイワナ)に似て細長い。口は大きい。流れのゆるやかな河川の中・下流域や湖沼にすむ。北海道の東岸では降海するものもある。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

イトウ

「幻の魚」とも呼ばれる国内最大の淡水魚。オスは5年前後、メスは7年前後で成魚となり、大きな個体は1メートルを超える。寿命は20年から25年ともいわれ、サケ科だが、産卵しても死なず、一生のうち何度も産卵する。かつては北海道のほか、東北地方の一部にも生息していたとの記録があるが、河川改修などの影響で、現在は北海道の一部河川でしか確認されていない。

(2016-05-19 朝日新聞 朝刊 北海道総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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百科事典マイペディアの解説

イトウ

サケ科の魚。北海道とサハリンにのみ分布。体は赤紫色で,黒い小斑点が無数に散在する。背はやや暗青色,腹部は灰白色。比較的下流域にすみ,一部は春先に海に下るともいわれている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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知恵蔵miniの解説

イトウ

北海道、南千島、サハリン、沿海州に生息するサケ科イトウ属の淡水魚。日本国内では最大の淡水魚で、体長は150センチ前後になる。流れのゆるやかな中・下流、汽水域に生息し、小さな個体は昆虫を食べ、大きくなるにしたがい魚を補食する。かつては岩手県・青森県の一部で確認されていたが、同水系では絶滅したとされ、希少性が高く「幻の魚」と言われている。2014年7月14日、青森件深浦町の十二湖養魚場の展示用水槽から淡水魚イトウ22匹が盗まれたと発表した。

(2014-7-18)

出典|朝日新聞出版
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

イトウ
いとう / 伊富
[学]Hucho perryi

硬骨魚綱サケ目サケ科に属する魚。北海道、樺太(からふと)(サハリン)に分布する。青森県小川原(おがわら)湖では1940年(昭和15)4月に採捕記録があるが、現在は姿がみられない。大きい河川の上中流域に生息し、根釧(こんせん)地方の湿原の流れの深みは好適なすみかである。体の背面は帯青緑褐色、腹面は銀白色をなし、背部体側に黒点が多い。一見ニジマスに似ている。成魚の体長はしばしば1メートルを超す。幼魚にはサケ・マス類特有のパーマークがあるが、成長のよいものは2、3年目の春に体色が銀白化した降海幼魚となる。北海道東部ではアメマスと同様に降海して春から夏に沿岸域を回遊する。成熟年齢は7、8年で、10年以上のものも珍しくないため繁殖率は低い。4月ごろ上流の平瀬で産卵する。婚姻色はピンク色。アイヌ語はチライ、またオビラメの地方名もある。近縁種にシベリアからヨーロッパ北部に分布するタイメン、朝鮮半島のコウライイトウ、揚子江(ようすこう)の虎魚(フーユイ)がある。釣りでは幻の怪魚とされるが、肉はほかのサケ・マス類ほど美味ではない。[久保達郎]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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