イベント(その他表記)event

翻訳|event

デジタル大辞泉 「イベント」の意味・読み・例文・類語

イベント(event)

《「エベント」とも》
出来事。催し物。行事。
競技種目。試合。「メーンイベント
キーボードマウスからの入力や、実行中のプログラムからの処理要求のこと。これをきっかけにしてプログラムを動作させることをイベントドリブンという。
[類語]行事催し物催し盛事せいじ式典フェスティバル

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「イベント」の意味・読み・例文・類語

イベント

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] event )[ 異表記 ] イヴェント・エベント
  2. 出来事。行事。展覧会、コンサート見本市などの各種の催し物、また、大きな事件などを広く含めていう。「イベントの企画立案」
    1. [初出の実例]「武漢周辺に殺伐な空気の漂っているのが感じられる現状では、万一のエヴェントに備える必要があるとも考えられた」(出典:鉛筆ぐらし(1951)〈扇谷正造〉ゲンマン記者)
  3. 運動・競技の種目。一試合。(勝負の)一回、一番。「本日のメイン‐イベント」
    1. [初出の実例]「そのころの早慶戦といえば、スポーツ界最大のイヴェントである」(出典:鉛筆ぐらし(1951)〈扇谷正造〉見だしのモザイク)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「イベント」の解説

イベント

プログラミング言語において、ユーザーのキーやマウス入力、OSなどからの要求に応じて、処理を実行するプログラムの動作や概念のこと。たとえば、「印刷」ボタンのクリックによる印刷の実行、OSやアプリケーションが発生する値に応じてエラーメッセージを表示するなど、プログラムはさまざまなイベントで構成されている。イベントドリブン、イベント駆動とも呼び、この概念を用いたプログラムを、イベント駆動型プログラミングという。イベント単位でプログラミングが行えるため、処理の分割や開発が容易になる。WindowsやMac OSなどのGUI環境で動作するアプリケーションはこの概念を用いて開発が行われている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イベント」の意味・わかりやすい解説

イベント[表現]
イベント[ひょうげん]
event

パフォーマンスハプニングとともに身体の行為による表現の一種。おもに 1960年代に使われた言葉で,現在のショー的な意味で使う用法とはニュアンスが異なる。ハプニングにある計画性を取除き,行為の純粋で基本的な要素を強調する。台本のない日常的な偶然性の出来事そのものの行為を行う。「フルクサス」グループによって行われたものが特に有名である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

流通用語辞典 「イベント」の解説

イベント【event】

「催し物」を総称する言葉。万博などのような国家的な催しから、店頭での販促的な行為まで、幅広く使われている。店舗に関連するものに限れば「催し物」全般のことで、企業イメージを高め、お客の来店頻度を増し、売上増加を目的とする。客と店とのコミュニケーションづくりに有効な手段とされ、店舗に活気を与えるための演出の一手法として重要視されている。

出典 (株)ジェリコ・コンサルティング流通用語辞典について 情報

音楽用語ダス 「イベント」の解説

イベント [event]

MIDIによって送受信される一つ一つの情報のことをいう。日本語では「催事」という意味でよく使われるので、非常にイメージがつかみにくい。ノート(音符)に関する情報は「ノート・イベント」、ピッチベンドに関する情報は「ピッチベンド・イベント」という。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のイベントの言及

【地磁気】より

…逆方向)に大別され,新しい方からブリュンヌ,松山,ガウス,ギルバートと地磁気研究の大家の名がつけられている。これらの期の間には,10万~20万年以下の反転していた時期が含まれており,イベントという。現在の地磁気方向のブリュンヌ期は約70万年前からで,いくつかのイベントも発見されており,琵琶湖の堆積物から最初に発見されたので〈ビワ〉という名のイベントもある。…

【地磁気編年】より

…この約70万年前のノーマルとリバースの変り目を,松山‐ブリュンヌ境界とよび,よく編年の鍵として利用される。期のなかには10万~20万年以下の反転していた時期が含まれ,イベントとよばれる。リバースの松山期にはノーマルのハラミロとオルドバイというイベントが含まれ,これも年代決定の鍵となる。…

【パフォーマンス】より

…〈演奏〉〈上演〉〈実行〉〈性能〉などの通常の意味とは別に,既存のジャンルや枠組みから外れた芸術や社会行為を指す非常に幅広い概念。〈パフォーミング・アーツ〉(舞台芸術,上演芸術)から区別された意味での〈パフォーマンス・アート〉は,1950~60年代の〈ハプニング〉や〈イベント〉の延長線上にあり,今日ではこれらを含めて〈パフォーマンス〉ないしは〈パフォーマンス・アート〉と呼ぶことが多い。ハプニングやイベントは,既成の様式やジャンルを解体する〈反芸術〉であり,1910年代のイタリアの未来派ダダの影響を受けている。…

※「イベント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android