翻訳|India paper
ページ数のかさむ聖書や辞典,六法全書などに用いられる印刷用薄葉紙。20~30g/m2の軽くて丈夫な紙である。この名称は元来,東洋(とくに中国)でつくられた上質の紙に対してイギリスで使われていたものであるが,19世紀にオックスフォード大学出版局でこれを模した薄葉紙がつくられるようになりOxford Indian paperと呼ばれた。原料には化学パルプのほか,マニラアサ,アマ,木綿も用いる。厚さは普通の紙の半分くらい(0.04~0.05mm)であり,インキの裏ぬけを防ぐために不透明度の高い塡料を15%以上含む。巻きタバコに用いるシガレットペーパーとよく似ているが,不透明性が高いことが特徴である。
執筆者:臼田 誠人
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…菓子や食品の包装,容器の内張りなどに用いる。ライスペーパー,インディアペーパーは化学パルプのほかに綿や麻も使用し,多量の塡料を加えて不透明度を高くした薄紙で,ライスペーパーは巻タバコの巻紙として用い,20g/m2前後の軽い紙である。タバコの葉と燃焼速度が同じになるように作られている。…
※「インディアペーパー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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