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ウィルトシャー Wiltshire

翻訳|Wiltshire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウィルトシャー
Wiltshire

イギリスイングランド南部の単一自治体(ユニタリー unitary authority)。行政府所在地トローブリッジ。1997年にスウィンドンが分離し,2009年に県から単一自治体に移行した。イングランド南部に特有のダウンズと呼ばれる白亜丘陵が 3分の2を占め,その南部は南東部のソールズベリーに向かってゆるやかに傾斜してソールズベリー平野を形成する。イングランド初期の文明中心地の一つで,新石器時代先史時代後期の遺跡が多く,特にソールズベリーの北北西約 13kmにあるストーンヘンジや,中北部のエーブベリー遺跡環状列石などの巨石記念物は有名。ローマ人による占領の痕跡はロンドンバス間の主要交通路沿いに住居跡が発掘されている程度で少ない。ウィリアム1世による土地調査書『ドゥームズデイ・ブック』(1086)には農業地帯として記され,13~14世紀には修道院により牧羊が盛んとなり,まもなく羊毛,織物の産地として知られるようになった。農業が主産業で,コムギ,カラスムギ,オオムギなどを栽培し,畜産部門は酪農と養豚が中心。工業は軽工業が中心で,食品加工(乳製品,豚肉加工,製粉,ビール醸造)が盛んなほか,絨毯,織物,農業機械,ゴム製品,皮革などの工業がある。ウェストベリー近郊のベールオブエイボン丘陵には,白亜を削って巨大な白馬が描かれており,観光地となっているが,その起源は明らかではない。面積 3250km2。人口 44万8700(2006推計)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウィルトシャー
うぃるとしゃー
Wiltshire

イギリス、イングランド南部のカウンティ(県)。面積3246平方キロメートル、人口43万2973(2001)。1997年スウィンドン地区がユニタリー・オーソリティー(一層制地方自治体)として分離した。ロンドンとブリストルの中間、ブリストル寄りの丘陵地を占め、テムズ川の水源をなす県の一つ。酪農が盛んである。工業はあまり発達していない。県都ソールズベリーとスウィンドンが主要都市。ソールズベリーは、中世以来の大聖堂とともに有名な古い都市である。[久保田武]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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