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ウイルタ ウイルタ Uilta

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デジタル大辞泉の解説

ウイルタ(Uilta)

サハリン(樺太)の北東部と南部に居住する少数民族トナカイの飼養や狩猟を生業とする。オロッコ

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百科事典マイペディアの解説

ウイルタ

旧称オロッコOrokko。自称はウイルタウリタウリチャツングース語系諸族の一つ。おもにサハリン島に居住するが,日露戦争によって南北に分断され,南ウイルタの一部は日本へ移住した。
→関連項目サハリンソビエツカヤ・ガバニ

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大辞林 第三版の解説

ウイルタ【Uilta】

サハリンに居住する民族。季節的に移動しながら漁労・狩猟・トナカイ飼育を行う。旧称オロッコ。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウイルタ
ういるた
Ульта Ul'ta Улыа Ula Ороки Oroki ロシア語
Uilta英語

サハリンの北東部と南部に居住する少数民族で、自らをウイルタ、氏族によってはウリチャと称する。ナニNani(「その土地の人々」という意味で他の民族も自称に用いる)ともよばれる。かつてオロッコとよばれたこともあったが、蔑称(べっしょう)であるため、現在は用いられない。1939年以来50年間人口統計に現れなかったが、89年の統計のときに179人が数えられている。アルタイ語族ツングース・満州(洲)語群南方ツングース語(満州語)系に属する。文化的にはアムール川流域の南方ツングース語系の諸民族と同類であり、また同じ樺太の少数民族ギリヤークの影響も強いが、トナカイ飼養を行う点で彼らと大きく異なる。生業は狩猟漁労とトナカイ飼養で、食糧、衣料はおもに狩猟漁労から得られ、トナカイは騎乗したり、そりにつないだりして交通手段に用いる。トナカイの放牧と猟場漁場の獲得のため1年の周期で移動生活を行うが、夏は海岸で漁労を中心としたなかば定住生活を送る。夏はカウラという大きな木造小屋に住むが、残りの季節はアウンダウという円錐(えんすい)形の住居に住む。ウイルタは父系外婚氏族を形成しており、各氏族ごとに居住範囲をもっていた。宗教は自然信仰、シャマニズム(シャーマニズム)、キリスト教の3宗教をもつが、アザラシとクマに対しては特別の崇拝の念をもち、祭りを行った。ソ連時代には伝統生業もコルホーズ、ソフホーズ単位で行われたが、現在は協同組合や有限会社などに組織替えされている。トナカイ飼育は北部でわずかに残されているが、後継者不足と石油・天然ガス開発のために存続が危ぶまれている。日本では北海道各地に若干のウイルタ系の人々が生活している。[佐々木史郎]

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