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ウォルムス大聖堂 ウォルムスだいせいどうWormser Dom

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウォルムス大聖堂
ウォルムスだいせいどう
Wormser Dom

ドイツ南西部ライン河畔のウォルムスにある大聖堂。ドイツ・ロマネスクの代表的建築。ブルクハルト司教によって 1018年献堂された建物の基礎上に,今日の二重内陣式建築への改築が 12世紀中葉から開始され,東側は 1181年献堂,西聖歌隊席および内陣部は 1230年に完成。東聖歌隊席が典型的なロマネスク様式を示すが,ファサードの一部は第2次世界大戦の際破壊された。主祭壇は,18世紀,B.ノイマンの設計によるもので,聖堂の内外は多くのロマネスク,ゴシックの絵画や彫刻で装飾されている。

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デジタル大辞泉の解説

ウォルムス‐だいせいどう〔‐ダイセイダウ〕【ウォルムス大聖堂】

Wormser Dom》ドイツ西部、ラインラント‐プファルツ州の都市、ウォルムスにある大聖堂。12世紀から13世紀にかけて建造。シュパイエル大聖堂マインツ大聖堂と並び、ライン川中上流域におけるロマネスク様式の優れた建造物として知られる。ボルムス大聖堂

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百科事典マイペディアの解説

ウォルムス大聖堂【ウォルムスだいせいどう】

ドイツ,ウォルムスWormsにあるロマネスク=初期ゴシック教会堂。1018年司教ブルクハルトによって献堂されたザンクト・ペーター大聖堂の基礎の上に,コンラート2世が1171年から再建し,1230年ころ完成。
→関連項目ウォルムス

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウォルムス大聖堂
うぉるむすだいせいどう
Wormser Dom

ドイツ、ライン川畔のウォルムス市にある大聖堂。シュパイエルやマインツの大聖堂と並んで12~13世紀に造営された。建築様式にはライン川上流地域における後期ロマネスクとフランス・ゴシックの交錯が認められる。そのプランは二重内陣式で東西に八角形の内陣が設けられるという相称的形態をみせる。そして身廊のベイ(柱間)1区画が側廊のそれの2区画に対応し、双方とも交差穹窿(きゅうりゅう)が架せられている。また内部に階段のある双塔が東西のアプスにそれぞれ建てられ、身廊と翼廊との交差部には尖頭(せんとう)形の屋根をもつ、低い八角塔がのせられている。側廊に設けられた入口はドイツとイギリスにおいてのみみられるもので、側面の壁体には平坦(へいたん)で細長い片蓋柱(かたぶたばしら)と交互に半円アーチ形の窓が開けられ、東側アプスには中世ドイツの典型的象徴であるデモンの浮彫りがみられる。なお身廊がフランス式のリブ穹窿であるのに対し、側廊はこの地方の伝統的な(リブを用いない)穹窿である点など、内部の建築的な不調和は否定できない。[濱谷勝也]

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世界大百科事典内のウォルムス大聖堂の言及

【ウォルムス】より

…第2次大戦の被害も大きかった。ウォルムス大聖堂は,シュパイヤー,マインツの大聖堂とともに,ドイツ後期ロマネスク様式の代表例。東西両端にアプスのある二重内陣式で,6基の塔を頂く。…

※「ウォルムス大聖堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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