ウォーキング

精選版 日本国語大辞典 「ウォーキング」の意味・読み・例文・類語

ウォーキング

〘名〙 (walking) 歩くこと。歩行。特に、健康維持、体力増強のための歩行運動。また、競歩。〔モダン用語辞典(1930)〕

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百科事典マイペディア 「ウォーキング」の意味・わかりやすい解説

ウォーキング

健康の保持増進やスポーツ感覚で行われる積極的な歩行運動。スピードをやや上げて歩く速歩と長時間歩く時間歩とがある。また,補助器具として小型ダンベルを持って歩くトレーニング歩もある。ウォーキングは人間の基本運動なので,だれでもでき,特別な施設も必要ないのでどこでもできる。また,その強度も自在に調節できるのでなじみやすい。基本的には持久運動なので,脂肪を燃焼させる有酸素運動である。最大心拍数(220−年齢数)の60%超に相当する運動を一定時間以上行うことが身体に効果的である。ジョギングは手軽で簡単な方法であるが,運動習慣のない者がいきなり始めると膝(ひざ)や足首などを痛めやすい。そこで身体に負担が少なく,運動強度の低いウォーキングが,持続的運動の導入としては好ましい。またランニング姿勢は,ウォーキングのテンポが速くなったものなので,ランニング・フォームの形成の一手段としても使われる。ウォーキングは年々盛んになっており,1997年には,歩行運動に関する研究成果を収集し,広く公開することを目的に日本ウォーキング学会が設立された。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウォーキング」の意味・わかりやすい解説

ウォーキング
Woking

イギリスイングランド南東部,サリー県北西部の都市。ウォーキング地区を構成する。ロンドン南西約 40km,ヒースとマツ林の地帯にある。1838年ロンドンと鉄道で結ばれてからその郊外住宅地として発展。イングランドで最初火葬場(1885)と,イギリスにおけるイスラム教本部が置かれているシャージェドゥ・モスク(1889)があることで知られる。軽工業が行なわれる。面積 64km2人口 8万9836(2001)。

ウォーキング
walking

ウォーキングエクササイズともいう。運動不足に陥りがちな現代人の健康づくりのための歩行運動をいう。日本人の平均歩行速度は,男性が毎分 70m,女性が 65mといわれるが,ウォーキングとしては,毎分 100mぐらいが適当とされ,このスピードで最低 10分以上歩き続ける。ジョギングより,膝に負担がかからない点が評価されている。さらに血液循環をよくし,肥満防止や糖尿病の予防などに役立つ。オランダでは 1910年代に始り,日本には 60年代に導入され,日本ウオーキング協会 (2000年,日本歩け歩け協会を改称) が各種行事を開催しているほか,ウォークラリーなどのスポーツも行われている。

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