ウサギギク

百科事典マイペディアの解説

ウサギギク

キク科の多年草。ベーリング海西部沿岸の寒帯に分布し,日本では本州中部以北の高山の草地にはえる。は高さ12〜35cm,枝分れしない。下部の葉はさじ状で対生,上部のものは小型でしばしば互生する。頭花は黄色で径4〜5cm,舌状花筒状花からなり,夏,茎の先にただ1個つく。

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世界大百科事典 第2版の解説

ウサギギク【Arnica unalaschensis Less.】

高山のやや湿った草地に生えるキク科の多年草(イラスト)。春の雪どけとともに2枚で対となる葉が急速にのび,その様子が耳をそばだてたウサギに似ているので,ウサギギクと呼ばれている。花の形を金色の車に見たてて,キングルマともいう。中部地方以北の本州,北海道,千島,カムチャツカからアレウト列島およびサハリンから沿海州に分布する。地下茎は長く横にはい,太く,春先の急速な伸長のために養分を蓄えている。茎は直立し,高さ12~35cmで,枝分れしない。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ウサギギク
うさぎぎく / 兎菊
[学]Arnica unalaschensis Less. var. tschonoskyi (Iljin) Kitam. et Hara

キク科の多年草。茎は20~30センチメートルで直立し、対生葉をつける。雪解けとともに展開する対生葉がウサギの耳にみえるところから名がつけられた。また、7~8月、茎頂に直径約5センチメートルの鮮黄色の花をつけるところからキングルマともよばれる。花が美しいので鉢植えにして観賞される。植土はミズゴケがよい。中部地方以北の本州、北海道、千島、アリューシャンに分布する。北方の地では平地の草原に生えるが、本州では高山の草地に生える。[小山博滋]

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