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エキザカム Exacum affine; German violet; Mexican violet

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エキザカム
Exacum affine; German violet; Mexican violet

リンドウ科エキザカム属の総称であるが,園芸的には,エキザカム・アフィネをさす。インド洋ソコトラ島に自生する一年草広卵形のつやのある葉が対生し,直径 1.5~2cmの青紫の小花をつける。ウメのような花形で,突き出たおしべの黄色と,青紫の花弁との鮮かな対比が印象的。株元からよく分枝し,こんもりとした球形に茂る。八重咲きや白花品種もある。夏の鉢花として流通し,甘い香りが特徴。半日陰の風通しのよい場所で管理すれば,初夏から秋にかけて花がみられる。病気や害虫が発生しにくく,比較的栽培しやすい。直射日光は避ける。乾燥を嫌うため,水切れに注意する。

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百科事典マイペディアの解説

エキザカム

南〜東南アジアに原産するリンドウ科草本で,約20種がある。そのうちエキザカム・アッフィネ(ベニヒメリンドウ)が花壇や鉢植に用いられ,園芸的に〈エキザカム〉といえばこの種をさすことが多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

エキザカム【Exacum affine Balf.】

初夏のころから盛夏にかけて鉢物として出回るリンドウ科の二年草(イラスト)。和名ベニヒメリンドウ。原産地アラビア半島の南,ソコトラ島。よく分枝して高さ20~30cmになり,葉は対生で光沢がある。枝先の葉腋(ようえき)に直径約1cmの青紫色の花が次々と開いて芳香がただよう。つぼみはねじれているが,開けば花は5片になる。葯は黄色。 種子は微粒で,まきどきは9~10月。小苗を温室で育てて乾燥させないようによく灌水し,芯つみして小枝を分けて春に1本植えとすれば6月に咲く。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エキザカム
えきざかむ
[学]Exacum affine Balf.

リンドウ科の不耐冬性二年草。アフリカ原産で、和名はベニヒメリンドウ。基部より規則的に分枝し、株は半球状に育つ。葉は小形の広卵形で光沢があり、花は青色の5弁で中心の黄色い葯(やく)とのコントラストが美しい。花径は1.5センチメートルと小輪であるが株全体につき、開花期はほぼ周年。品種には丈の低いドワーフミゼットがある。種子は細かい。9月ごろに播(ま)くとよく発芽し、一度移植してから小鉢に植える。用土は排水のよい土がよく、摘芯(てきしん)しなくてもよく分枝する。また挿芽でも容易に発根する。[鶴島久男]

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