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エストニア語 エストニアごEstonian language

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エストニア語
エストニアご
Estonian language

バルト3国の一つ,エストニアの言語。フィン=ウゴル語派バルト=フィン諸語の一つ。母音調和を欠いている。方言的には北部と南部に二分され,北部のほうが標準語の基礎をなしている。話し手約 100万人。文献は 16世紀からで,ウラル語族のなかではハンガリー語フィンランド語に次いで古い。ラテン文字を使用。

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百科事典マイペディアの解説

エストニア語【エストニアご】

フィン語派(フィン語)に属する。主としてエストニア共和国で約100万人に使用され,16世紀前半以来の文献をもつ。フィンランド語にきわめて近い。
→関連項目ボート語リーブ語

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世界大百科事典 第2版の解説

エストニアご【エストニア語 Estonian】

フィン・ウゴル語派系のフィン語派に属するバルト・フィン諸語Balto‐Finnicの一つで,バルト海に臨むエストニア共和国で話されており,言語人口は同共和国で96万余,旧ソ連全体で約103万(1989),アメリカ合衆国などにも相当数いる。北(タリン)と南(タルトゥ)の方言に分かれるが,その差は大きい。標準語は北方言に立脚している。音声面では閉鎖音b,d,gは無声化し,母音間のp,t,kは少し長めである。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

エストニア語
えすとにあご
Eesti Vabariigi

ウラル語族のフィン語系バルト・フィン諸語の一つで、フィンランド語に近い。エストニア共和国の人口160万(1992)のうち約60%のエストニア人により話されている。北と南の方言に分かれ、その差は大きく、北方言に基づいてエストニア文語がつくられている。9の母音と16の子音からなり、lina「市」、linna「市の」、linnna「市へ」のように、母音と子音に3段の長さの区別がある。形態的には、名詞は単数と複数で、14格に変化する。動詞は人称と数により、現在と過去に活用し、直接法、条件法、命令法、伝聞法の四つの法をもつ。最古の文献としてはバンラッドWanradtとキョルKoellによる『教義問答』(1525)があり、クロイツワルトの手になる民族叙事詩『カレビポエク』Kalevipoeg(1857)も国民文学の基として知られている。[小泉 保]

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世界大百科事典内のエストニア語の言及

【言語政策】より

…だがそこでも民族言語による学校教育が主体をなしつつも,やはりロシア語が必須として課せられていた。例えば,エストニアでは,ソ連時代には初等教育の段階でロシア語は初めに週4.5時間,後に2.5時間が割り当てられ,エストニア語の方は中学と高校で週4.5時間教えられていた。
[公用語の制定と言語戦争]
 かつて強大な国家は植民地を支配するにあたり,自国の言語を被支配民族に押しつける政策をとってきた。…

※「エストニア語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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