オナニー（読み）おなにー（その他表記）Onanie ドイツ語

デジタル大辞泉

オナニー（〈ドイツ〉Onanie）

《旧約聖書「創世記」中の人物オナンの名による》自慰。手淫しゅいん。マスターベーション。

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

オナニー

1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Onanie ) ( 「旧約聖書‐創世記」に見えるオナンの故事に由来 ) 自慰。手淫。マスターベーション。
   1. [初出の実例]「これもオナニーを避ける一つの習慣らしいですね」(出典：随筆寄席（1954）〈辰野・林・徳川〉四)

出典　精選版 日本国語大辞典

日本大百科全書(ニッポニカ)

オナニー
おなにー
Onanie ドイツ語

自慰または手淫(しゅいん)、オナニスムonanismともいい、相手との性交なしに自己の生殖器を直接刺激することによって性的興奮と解放を求めることをいう。多くの場合、手による刺激が行われ、その際、性的内容の空想をもつ場合が多い。語源は『旧約聖書』の「創世記」に登場する人物オナンOnanが性交を中絶し、手淫を行って地に漏らしたことに由来する。

［白井將文］

[参照項目] | 自慰

出典　小学館　日本大百科全書(ニッポニカ)

百科事典マイペディア

オナニー

手淫(しゅいん)，自慰，マスターベーションとも。性交や他者の助力によらず，自己の性器を手や器具で刺激して性的満足を得る行為。男女とも青少年に多く，病的とはいえない。オナニーの害といわれるものは，多くは自責感，罪悪感で悩むことに帰せられる。

出典　株式会社平凡社

改訂新版　世界大百科事典

オナニー
Onanie［ドイツ］

→自慰

出典　株式会社平凡社「改訂新版　世界大百科事典」

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

オナニー

「自慰」のページをご覧ください。

出典　ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

世界大百科事典（旧版）内のオナニーの言及

【自慰】より

…手淫，オナニーOnanie(onanism，《創世紀》38：9にあるオナンの記事に由来)，マスターベーションともいう。ナルシシズムとともに自己愛の一種とされ，広くは他人なしに行う性的行為を指すが，普通は，性交相手なしに自己の生殖器(男子では亀頭，陰茎，女子では陰核，陰唇，腟口など)の直接刺激によって性的興奮を得ることをいう。…

※「オナニー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」