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カズノコグサ

百科事典マイペディアの解説

カズノコグサ

イネ科の一〜二年草。ほぼ日本全土に見られ,湿地,とくに田や畔(あぜ)にはえる。北東アジア,北米にも分布。高さ35〜50cmになり,茎や葉は無毛で柔らかい。春,狭い円錐状の花穂がつき,その中軸から出た短い枝に幅広い小穂数の子のように重なってつく。

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世界大百科事典 第2版の解説

カズノコグサ【Beckmannia syzigachne (Steud.) Fernald】

水田等に生える越年生のイネ科の雑草(イラスト)。全体にやや淡い鮮緑色でやや軟らかい。茎は株となりやや太目で,高さ30~90cm,中空で数節がある。葉は幅広い線形で,長さは20cmに達し,幅は5cm内外である。5月ころ茎の頂に細長く鮮緑色の円錐花序を出し,長さは10~20cmほどで,その短く立った側枝の片側に小穂を密生する。小穂は横に長目の円形で,長さは2mmくらい,左右に扁平となって積み重なった状態で穂となるので,穂が横から見るとかずのこの印象を与える。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カズノコグサ
かずのこぐさ / 数子草
[学]Beckmannia syzigachne (Steud.) Fern. subsp. baicalensis (Kusn.) T. Koyama et Kawano

イネ科の一年草または越年草。別名ミノゴメ。稈(かん)は軟弱、株立ちとなって直立し、高さ30~90センチメートル。6~7月、太い直立した複穂状花序を出し、片側に小穂を密生し、あたかも数の子のようにみえる。小穂は長さ3~3.5ミリメートル、ほぼ円形で扁平(へんぺい)。水田跡地、水湿地に多くみられ、北海道から九州、および中国、シベリア、北アメリカに分布する。[許 建 昌]

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