カセミミズ(枷蚯蚓)(読み)カセミミズ(英語表記)Epimenia verrucosa

世界大百科事典 第2版の解説

カセミミズ【カセミミズ(枷蚯蚓) Epimenia verrucosa】

ミミズのような形をした無板綱サンゴノヒモ科の軟体動物。磯立網(エビ網)を天草で枷網というがそれにかかってくるのでこの名がある。最大のものでは体長30cm,太さ1cmくらいになるが,ふつうはもっと小さい。細長いが節はない。体表は平滑であるが,多少いぼ状の凹凸があり,濃褐色の地に黄色,青色,緑色などの斑紋があって毒々しい。口は前端にあり,腹側を前後に細い溝が走るので,この類を溝腹類ともいう。この溝は巻貝などの広い足が退化したものと考えられている。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

夏至

二十四節気の一つであるが,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) の四季の中央におかれた中気。夏至は太陰太陽暦の5月中 (5月の後半) のことで,太陽の黄経が 90°に達した日 (太陽暦の6月 ...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android