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カムルチー カムルチー Channa argus

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カムルチー
カムルチー
Channa argus

スズキ目タイワンドジョウ科の淡水魚。全長 85cm。体の背部は青黒色,腹部は淡色で,体側に暗色斑が2列に並ぶ。鰓の上部に空気呼吸器官をもつ。浅い池沼にすみ,貪食で小魚,エビ類,カエルなどを捕食する。

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デジタル大辞泉の解説

カムルチー

《〈朝鮮語〉》タイワンドジョウ科の淡水魚。全長約85センチ。体は太い筒形で、頭はやや扁平。体色は青黒色に黒色斑が2列、縦に並ぶ。貪食(どんしょく)で、小魚・カエルなどを食べる。アジア大陸東部の原産で、日本には朝鮮半島から移殖された。北海道を除く各地の平野部の河川・湖沼にみられ、近縁のタイワンドジョウとともに雷魚とよばれる。食用。

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百科事典マイペディアの解説

カムルチー

ライギョ

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大辞林 第三版の解説

カムルチー

〔朝鮮語〕
スズキ目タイワンドジョウ科の淡水魚。全長80センチメートルに及ぶ。体は細長く、体色は青褐色で、体側に暗色の斑紋が並ぶ。呼吸器官があり、空気呼吸をする。肉食性で、他の魚を食害する。食用となるが、顎口虫の宿主となり生食は危険。原産地はアジア大陸東部で、1923年朝鮮半島より日本に移入され、北海道を除く各地に分布。近縁種のタイワンドジョウと混同されることが多く、ともに雷魚とも呼ばれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カムルチー
かむるちー / 雷魚・黒魚
snake head
[学]Channa argus

硬骨魚綱スズキ目タイワンドジョウ亜目タイワンドジョウ科に属する淡水魚。カムルチーの名は朝鮮名。近縁のタイワンドジョウとともにライギョ(雷魚)と俗称される。体は太い円筒状。頭部は縦扁(じゅうへん)しヘビ形である。口はやや斜めに大きく裂け、歯は鋭い。背びれと臀(しり)びれの基底は長く、尾びれの後端は丸い。全身が鱗(うろこ)に覆われ、体表は粘液質でぬるぬるしており、側線は上側線と下側線に分断されている。体色は背部が青黒色、腹側が淡色。目の後方には2本の黒い縦線があり、体側には大きい黒斑(こくはん)が上下2列をなしている。上鰓腔(じょうさいこう)に2枚の粘膜からなる付属呼吸器官(上鰓器官)があり、口から吸い込んだ空気を呼吸する。このため酸素欠乏に強く、汚濁水でも生息が可能である。
 水草や浮き草の茂った流れの緩い浅い泥底を好み、小魚やカエル、鳥や獣類まで襲う肉食魚である。耐寒・耐暑性に富む。産卵期は5~8月で、雌雄が共同で水草の茎や根を水面に浮かべ、直径約1メートルの簡単な浮き巣をつくる。巣の中に浮性卵を産み、孵化(ふか)した稚魚が巣離れするまで、雌雄の親魚は巣の下で保護をする。冬の間は泥の中で冬眠する。1年で25センチメートル、2年で35センチメートルになり成熟する。数年して80センチメートルから1メートルになる。原産地は、中国東北部の黒竜江流域から揚子江(ようすこう)流域以北および朝鮮半島の平野部の河川や湖沼。日本への渡来は1923年(大正12)ごろという記録がある。現在は本州、四国、九州の池や沼に分布する。
 肉は白く揚げ物などで美味であるが、有棘顎口(ゆうきょくがっこう)虫の第二中間宿主となり、筋肉中に被嚢(ひのう)幼虫がいるので、生食はきわめて危険である。
 近縁種として、日本には、カムルチーより古く、台湾方面より移入されたタイワンドジョウChanna maculataがいる。かつては関西地方に広く繁殖していたが、最近はカムルチーに追われて生息域を狭め、兵庫県姫路(ひめじ)市周辺の溜池(ためいけ)でみられるにすぎない。[中坊徹次]

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世界大百科事典内のカムルチーの言及

【ライギョ(雷魚)】より

…スズキ目タイワンドジョウ科の淡水魚であるタイワンドジョウとカムルチーを区別せずにライギョと俗称する。いずれも一見ヘビのような頭部をもち体色も似るが,体側の斑紋がタイワンドジョウでは3列,カムルチーでは2列である。…

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