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カム カム cam

翻訳|cam

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デジタル大辞泉の解説

カム(cam)

特殊な輪郭曲線または溝をもち、原動車として回転して、従動軸に所要の複雑な周期的運動を与えるもの。板カム・円筒カム・球面カムなど。

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百科事典マイペディアの解説

カム

吸排気弁の開閉など,原動軸に接する部分に複雑な運動をさせる場合に利用される機械要素。特別な形状の剛体(これをカムという)を原動軸に取り付け,これに押しつけられている従動体に所要の周期的運動を与える。
→関連項目間欠伝動機構

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世界大百科事典 第2版の解説

カム【cam】

回転運動をしている原動軸と接する部分に複雑な運動を行わせたい場合に用いられる機械要素。実現したい運動に対応した輪郭をもった剛体を原動軸に取りつけ,この剛体の輪郭に押しつけられている部分(従動体と呼ぶ)に所望の運動を起こさせるもので,この輪郭をもった剛体のことをカムと呼ぶ。身近な利用例としては自動車エンジンなどガソリンエンジンの吸排気の弁の開閉を行う機構で,クランク軸回転運動をカムに伝えてこれを回転させ,カムに接する従動体によってタイミングよく吸排気の弁の開閉を行っている。

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大辞林 第三版の解説

カム【cam】

回転運動を往復運動・揺動運動などに変換する機械構造。板カム・円筒カム・円錐カムなど。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カム
かむ
cam

特殊の輪郭をもっている原動節と、ナイフエッジ・ローラーのような簡単な形状の接触子をもつ従動節との接触によって、従動節に所要の周期的変位を与える装置。簡単な構造で複雑な運動を導くことができるので利用範囲は広く、各種加工機械や作業機械などに使用されている。また自動機械の複雑な運動を得るためにも多数のカムが必要である。
 カムはその輪郭または溝が平面曲線でできている平面カムと、空間曲線でできている立体カムとに大別できる。
〔1〕平面カム もっとも普通に用いられている板カムは、従動節を押し上げるだけで、引き下げるのには重力によるか、あるいはばねの力を使う。内燃機関の吸排気弁を動かすのにこの種のカムが使用されている。輪郭がハート形をしているものをハートカムという。これは等速回転運動を等速往復直線運動に変えるものである。またハートカムは、その中心に向かって従動節を押し付けると、従動節はつねにハート形のくぼんだ位置にくるので、従動節を押し付けたときのハートカムの位置は一定である。これを利用して、ストップウォッチのように針をゼロの位置に戻すのに利用されている。平面カムで溝をつけ従動節を溝に沿って動くようにした溝カムは、従動節を確実に押し上げ、また引き下げることができる。このようなカムを確動カムという。
 平面カムの種類は多いが、例としていくつかあげると次のようなものがある。(1)砕石機、米搗(こめつ)き機などの杵(きね)を上下させるために突起をいくつかもったカム。(2)三角形状で、1回転すると枠についている棒は1回の上下運動をし、それぞれその終端で静止させるカム。すなわちカムが連続的に回転すると上下の極で静止する間欠往復運動が得られる。(3)特殊の形状をもつ山形のカムは、左右に往復運動をすると、この上にのっている従動節は特殊な上下運動をする。これは直動カムという。
〔2〕立体カム 実体カムともいう。もっとも簡単なのは斜板カムである。斜めの板の端に従動節がのっているもので、斜板が中心軸の周りに等速回転運動をすると従動節は上下の正弦運動をする。円筒の表面に溝をつけたものを円筒カムという。円筒が回転すると母線に沿って従動節は直線運動をする。また円錐(えんすい)の表面に溝をつけたものを円錐カムといい、やはり母線に沿って従動節に往復運動を与える。水平軸を取り付けた球の表面に溝をつけたものを球面カムという。水平軸の周りに球を回転させると、軸線が球の中心を通過する垂直軸に取り付けた弓状片の突起が球の溝に沿って左右に振れ動き、垂直軸は特殊な振動をする。[中山秀太郎]

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