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カヤネズミ Micromys minutus; harvest mouse

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

カヤネズミ
Micromys minutus; harvest mouse

齧歯目ネズミ科。体長5~7cm,尾長5~9cm。体は淡黄褐色ないし淡赤褐色で,下面は白色。長い尾の先端部には毛がなく,物に巻きつけることができる。草を用いて小鳥のような巣をつくる。本州,四国,九州,ユーラシア大陸の平地から標高 1000mまでに分布し,ススキカヤツリグサなどイネ科植物が生えるところにすむ。長い尾は草の茎を登るのに役立つ。日本では北方より南方により多くみられる。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

カヤネズミ

体長6センチ、体重7グラム(500円玉1枚分)程度で、カヤ原に生息する世界最小クラスのネズミ。繁殖ピークは10月。都の保護上重要な野生生物種に指定されている。

(2010-05-21 朝日新聞 朝刊 多摩 1地方)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

カヤネズミ
かやねずみ / 萱鼠
harvest mouse
[学]Micromys minutus

哺乳(ほにゅう)綱齧歯(げっし)目ネズミ科の動物。1属1種で、ヨーロッパ、シベリア、朝鮮半島、中国南部、アッサム、台湾、日本など分布が広い。日本では関東以西の本州、四国、九州、対馬(つしま)、隠岐(おき)諸島、淡路島にみられる。頭胴長約60ミリメートル、尾長約60ミリメートル。体重は8~10グラムでもっとも小形のネズミである。沼沢地、河床の草原、堤防、水田など草丈の高いイネ科草本の繁茂する所にすんでいる。尾を巻き付けて、巧みに草に登り、初夏から秋にかけてススキの茎などに、葉や穂綿を利用して球形の巣をつくる。巣の直径は8~10センチメートル。冬は地中のトンネル内にすむ。草の種子のほか、イナゴ、バッタなどの小動物も食べる。出産期は地方によって異なるが、3月から12月に及ぶ。妊娠期間は21日ぐらいである。1産2~8子で、球巣の中で子を育てる。北アメリカに分布するアメリカカヤネズミ属Reithrodontomysはキヌゲネズミ科に属し、カヤネズミとの類縁はないが、生活様式に類似がみられる。[宮尾嶽雄]

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