カルピス

  • Calpis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

乳製品メーカー。1916年設立の醍醐味合資会社を前身として,1917年にラクトーを設立。1919年に乳酸菌飲料カルピス」を発売。1923年社名をカルピス製造に改称。1948年企業再建整備法により旧社を解散し,新たにカルピス食品工業として設立。長期間単品経営を行なってきたが,1973年に「カルピスソーダ」を発売後,ウーロン茶,フルーツ飲料などの各種飲料を製造販売。飲料品目の多様化とともに食品,酒類外食,スポーツなどの事業にも乗り出した。1990年飲料事業の拡大をはかり味のと業務提携。1997年現社名に変更。2007年,味の素の完全子会社となる。2012年,味の素から株式を取得したアサヒグループホールディングス(→アサヒビール)の傘下に入る。2013年国内飲料事業および営業部門をアサヒ飲料移管。2016年機能性食品・飼料事業をアサヒカルピスウェルネスに移管するとともに,カルピスの完全子会社であるカルピスフーズサービスの商号をカルピスに変更し,旧カルピスの国内飲料製造事業および乳製品事業を承継させた。

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百科事典マイペディアの解説

大手乳酸菌飲料メーカー。味の素傘下。1917年に三島海雲らが設立したラクトー(1923年,カルピス製造と改称)を淵源とし,1948年企業再建整備法により第2会社・カルピス食品工業として再発足。1997年に現名に改称。代表的商品の〈カルピス〉は,三島海雲がモンゴルの酸乳にヒントを得て発案し,1919年に発売。脱脂乳を乳酸醗酵させ砂糖・香料等を加えたもので,原液で発売され,5〜6倍に薄めて飲む。キャッチフレーズの〈初恋の味〉は1921年より使われている。ほかにミネラルウォーターエビアン〉なども扱う。本社東京,工場相模原ほか。1999年資本金131億円,1998年12月期売上高991億円。売上構成(%)は,乳性飲料59,他飲料32,食品部門8,その他1。

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デジタル大辞泉プラスの解説

カルピス株式会社が販売する乳製品乳酸菌飲料の商品名。国産生乳とカルピス独自の乳酸菌・酵母「カルピス菌」を使用。生乳から脂肪分を除去し、カルピス菌で発酵させて作る。水などで希釈して飲用する。「ぶどう」「白桃」などの果汁入り商品もある。

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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

正式社名「カルピス株式会社」。英文社名「CALPIS CO., LTD.」。食料品製造業。大正6年(1917)「ラクトー株式会社」設立。同12年(1923)「カルピス製造株式会社」に改称。平成9年(1997)現在の社名に変更。本社は東京都渋谷区恵比寿南。食品メーカー。乳酸菌など微生物技術を活かした商品展開。東京証券取引所第1部・大阪証券取引所第1部旧上場。平成19年(2007)味の素の完全子会社となり上場廃止。同24年(2012)アサヒグループホールディングスの完全子会社となる。

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世界大百科事典 第2版の解説

乳酸飲料の一種。カルピス食品工業の登録商標名。同社の創立者三島海雲(かいうん)(1878‐1974)が,モンゴル人の常用する飲料にヒントを得て発明,創製した日本最初の乳酸飲料で,1919年にラクトー(現,カルピス食品工業)から発売。カルピスの名は,カルシウムのカルと梵語のサルピス(仏教の五味(ごみ)の熟酥(じゆくそ)の意)のピスをとったものである。独特の甘酸っぱさを表現した〈初恋の味〉というキャッチフレーズ,商業美術の先進国であったドイツで公募した〈黒ん坊〉のマーク,七夕の日の発売を記念して天の川をかたどった水玉模様の包装紙など,広告史上に残る宣伝を展開し,ひろく親しまれる飲料となった。

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精選版 日本国語大辞典の解説

(Calpis) 乳酸菌飲料の一つの商標名。
※紙風船(1925)〈岸田国士〉「カルピスを二つ、冷たいのね」

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世界大百科事典内のカルピスの言及

【清涼飲料】より

…代表的なものは日本農林規格でいう果汁入り清涼飲料やフルーツシロップなどである。乳性飲料は乳または乳製品を原料とし,甘味料,色素,香料,酸,炭酸ガスおよび乳酸菌などを混和して作るもので,クリームソーダのほか,カルピス,ヤクルト(後者二つはともに商標)などもこれに含まれる。 冷たい水と一片の果実でもあれば,昔からどこででも清涼爽快な飲料は得られたわけで,その意味での清涼飲料の起源は人類とともに古いといえるかもしれない。…

※「カルピス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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