脱脂乳(読み)ダッシニュウ

デジタル大辞泉 「脱脂乳」の意味・読み・例文・類語

だっし‐にゅう【脱脂乳】

牛乳から乳脂肪分を除去したあとのもの。加工乳脱脂粉乳ヨーグルトアイスクリームなどの原料にする。
[類語]牛乳ミルクスキムミルク粉ミルク粉乳練乳コンデンスミルクエバミルク

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精選版 日本国語大辞典 「脱脂乳」の意味・読み・例文・類語

だっし‐にゅう【脱脂乳】

  1. 〘 名詞 〙 牛乳から脂肪分を除去したもの。クリームやバター製造副産物として得られる。脱脂粉乳、アイスクリーム、ヨーグルト、子牛飼料などに用いる。〔現代術語辞典(1931)〕

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改訂新版 世界大百科事典 「脱脂乳」の意味・わかりやすい解説

脱脂乳 (だっしにゅう)
nonfat milk

牛乳から脂肪に富んだ部分,すなわちクリームを分離した残りの部分。スキムミルクskim milkともいう。化学的には牛乳から脂肪と脂溶性ビタミン(A,D,E)が除かれたもので,その他の成分はそのまま全部含まれている。規格では脱脂乳(乳脂肪0.5%未満)と部分脱脂乳(乳脂肪0.5%以上3.0%未満)の2種類がある。脱脂粉乳,脱脂加糖練乳,ヨーグルト,カテージチーズ,アイスクリーム,加工乳,乳飲料カゼインの原料となるほか,子牛育成用の飼料としても重要なものである。また,低カロリー高タンパク質食品として飲用にも供せられる。
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百科事典マイペディア 「脱脂乳」の意味・わかりやすい解説

脱脂乳【だっしにゅう】

脂肪分を抜き取った牛乳。英語でnonfat milk。粉末にしたものが一般的。スキムミルクとも。飲用するほか,菓子,乳酸菌飲料,アイスクリーム等の製造に用い,またカゼイン,乳糖脱脂チーズ等の原料ともされる。
→関連項目乳製品粉乳ホエー

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「脱脂乳」の意味・わかりやすい解説

脱脂乳
だっしにゅう
skim milk

牛乳から脂肪分を遠心分離した残りの部分。脂肪率は 0.1%以下で,主成分はカゼイン,ラクトアルブミンラクトグロブリンなどの蛋白質,乳糖,無機質,ビタミン B1,B2 ,Cなど。発酵乳,脱脂チーズ,カゼインや乳糖の原料になる。水分を除いたものを脱脂粉乳といい,保存性にすぐれ利用範囲も広い。 (→還元牛乳 )  

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栄養・生化学辞典 「脱脂乳」の解説

脱脂乳

 スキムミルクともいう.牛乳からクリームをとり除いた残りの部分.乾燥粉末も販売される.

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